ビロウドコガネ Maladera japonica 観察の近況です。
自宅隣の神社では、(タダ)ビロウドコガネの数が増えている。
そして、相変わらず、夜に地面の上で落ち葉などを齧っている。
生葉も齧る。これは、カタバミの葉↓。
これは、コケ?↓
落ちた花弁も、もちろん大好き(2枚目は東工大キャンパス内で撮影↓)。
恐ろしいまでの雑食。
ちなみに、昼や夕方に見回っても、見当たらない。神社の境内なので、草はなく、隠れる場所がない。どこに身を隠しているのか。よもや朝が来るごとに木に登ったり飛んだりしないだろう。
今、小さなケースに土と落ち葉を入れて飼っているが、昼間は土に潜っている。
これまでは、ビロウドコガネが夜に地面上に居るのは、羽化して土中から出てきたばかりの個体だけかと思っていた。しかし、活動開始後も、実は昼間は土中に潜っていて、夜になって地面の上に出て食べ物を漁る、という生活を繰り返しているのではないか。ヒメカンショコガネだって、明るいときは土中に潜っている。
そういえば、ビロウドコガネの前脛節は幅広く突起も力強くて、土掘りに適しているように見える。
一方、GWに鎌倉で見つけた、昼間に頭上のフジの葉に居た個体↓。
前脛節にはっきりと3歯があるわけではないが、(タダ)ビドウロコガネだろう。こんな風に樹上や草の上で日中に見つかるのが、図鑑などの解説に書かれている「通常の」生態である。
果たして、我が近所で観察される「地上性、夜に活動」という生態は、必ずしも一般的ではないのか?
それとも、雑食であるのと同様に、生態も雑多、言い換えれば環境次第、なのだろうか?
(補足)
生態サイクルについても、率直に言って、雑然としている。晩夏から秋にかけて赤みの強い(すなわち羽化したての)個体が見られるが、春にもそのような個体は見られ、年2化なのか、個体によって産卵・羽化のタイミングがバラバラなのか、よく分からない。食餌が雑多なため(なんせ落ち葉まで食べるのだ)、成虫の活動開始時期がバラバラでもまったく構わない生態をしているように思われる。
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