当地のルリクワガタは、材採集しているとテネラル色(羽化直後の色)なのは♀ばかりが目立ち、♂では見られないことから、♂の方が羽化が早いのだろうと、先日の日記で書いた。
そもそも、甲虫では、♂の方が♀に比べて一般的に活動開始が早いケースが多い。カブトムシやミヤマクワガタはシーズン初期は♂ばかり見られるし、自分の経験上ヒラタクワガタもそうだ。カブト・クワガタ以外でも、例えば東京の都会に多いトラフコメツキは、♂が♀よりずいぶん前に出現し、どうやって交接する機会を得るのだろうと不思議になるほどだ。
さて、蛹化・羽化から活動開始までの期間は雌雄で一定と仮定すれば、上に述べた多くの甲虫のケースでは、蛹化・羽化の時期は♂の方が♀より早いと考えられる。
しかし、実はこのことは、以前クワガタムシを累代飼育していた自分の経験とは、相容れない。オオクワガタやヒラタクワガタは、同じ条件で卵から育てていると、♀の方が早く羽化するのだ。他人に新成虫をペアでプレゼントするのに、♂♀がうまく揃わなくて苦労した覚えがある。
その一方、カブトムシは、普通に飼育していると、一般的には♂の方が早く羽化して蛹室から抜け出してくる。これは自然下の観察結果と同じだ。
♀は、もしかしたら、羽化の時期自体はけっして遅くなく、むしろ早いが、羽化してから成虫としての体の成熟に♂より時間がかかり、その結果蛹室から脱出して活動を始める時期が遅い、ということなのだろうか。
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