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日記一覧

 (読み終わったのは数日前のこと、でもどうレヴューすればいいのか、なかなかわからない。 丸谷才一が、本を読むことについて読書感想文を強いてはいけない、と昔、話していたことを思い出した。 でも何も記さなければ、すぐ忘れてしまうのだ(記しても忘

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 土曜の午前中、メキシコシティーの都心にて、ボーイスカウト、ガールスカウトの行進あり。 シティーの各区のみならず全国の州の代表までが集っていて、あまりの数の多さに圧倒されたしだい。 公園などでときどき見かけるが、こんなにいるなんて、びっくり

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人工知能とウエッブ
2016年08月28日14:22

 インターネットについてヴェルナー・ヘルツォーク がドキュメンタリーを撮った。 それを見ていて思ったことあり。 人工知能は人間を超えるか、ということがよく言われる。 すこし前にホーキング博士だったかが、もし人工知能が自己修正、自己成長機能を

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 せっせと養老モノを読んできて、もちろん学べることは少なくないが、やはりマスコミ、ジャーナリズムの荒波のまえで自分のペースはどうなっているのかな、と疑問を抱いてしまうこともあった。 しかし、このモノグラフは内容が緻密でおおいに満足。 まずは

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写真の見方
2016年08月19日12:47

 浅草はとりわけ中国人でみちている。 浴衣姿で歩んでいる女のひとの写真を撮ろうとしたが、ほぼみな中国人であった(しかもかなり美しかった)。 浅草といえば浅草寺、しかしその隅に浅草神社がある。 結婚式といえば、ニホンのふつうの習慣では神社、し

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 再建されたもの。まだ30年か、40年か。 明治新政府はおおくの城郭を破壊することを命じ、この城も取り壊された。叛乱、謀反を恐れたものか。しかし、おおくの文化財がこうして喪われたのである。 

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夜汽車の休息
2016年08月16日13:03

 日曜の昼間、からだに鞭打って働いた蒸気機関車は、夜のしじまに休息のときをむかえる。 係りのひとがあちこち点検もする。 それにしても、日曜の晩も11時だというのに、鉄道写真ファンたちは長居をする。 明日はどうなっているんだろうか。 それもま

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 いなかの駅を通り抜けていく機関車。 古きよき時代への思い出にひたっていればいいのだろうか。 われを忘れられたら、こんな幸せはないだろう。

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 これもポレミックなタイトルであるが、まず思い浮かぶのは、解剖学者ゆえに死というものがかなり即物的に描かれているのではないか、という思いで、医科系のひとはたいていそうであろう。 うちのおやじさんも、医科の末端のその末端のようなひとであったが

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 ちくま新書である。 目次に眼を通すと堅固なことばが並んでいる。 しかし読みはじめると、やはりどこかで読んだことがあるようなことばかり。 タイトルからして、ニホンは「無思想」ではなくて「非思想」ではないか、なんてからみたくなってくる。 非思

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伊東の鯖の水揚げ
2016年08月11日13:05

 伊東の港の鯖の水揚げ。 朝早くもなかったのに、運よく遭遇。 邪魔にならないように見ていあたが、「どこから来たの?」とか問われる。 大漁そうにみえて、いつもよりはすくない、とか言ってた。 かぶりつきたいもの。。。(笑)

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 その内容は広範で、他の著書でより詳しく語られているものばかりである。 その広範さにひたっていると、まるで諸学に通じてしまったかのような幻想を読者にあたえる。 しかし、あたまにしっかり残るものは少ないのではないかと思う。 この著者の白眉のひ

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伊東の食べ物
2016年08月10日13:02

 伊東のつづき。おなかがすいたので、昼ごはんを海沿いで食べる。 お昼だというのに利き酒セット。やはりうまい。(あとで泳ぐ) ただきんめダイの焼き物がいけない。

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伊豆の控えめな食事
2016年08月09日14:07

 伊豆の土肥ではあまりに食べ過ぎて悔やんだので、伊東では控えめな食事のところを選んだ。ひっそりとして隠れ家的か。 のんびりと過ごせれば、それでいいのだ。 伊東は、いまでは中国人が大挙して訪れるところになったが、さがせば穴場もずいぶんありそう

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 前著『まともな人』とともに雑誌「中央公論」の時評からなるものであるが、にもかかわらず中公文庫にまで入ってしまうとは驚き。 社会やら政治を論じるときには、なによりも正確で広範な「情報」が必要、そうでなければ一言居士でおわってしまう危険がある

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一週間たっての運動能力
2016年08月08日13:11

 メキシコに戻ってはや一週間、おかげさまでようやく身体のほうがまともになり始めてきた。 ニホンでの夏休みの不摂生がおおもと。 しかし、じつは六月にもトラブルあり。 左の腰が、打撲でも受けたかのように痛み始めた。 腰の痛みなんて、考えたら五年

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海の底から
2016年08月08日12:48

 中小赤字私鉄のひとつである秩父線。 いつ廃線になるのかと案じていたが、それでも会社は武甲山の石灰石を運搬することでもっている模様。 それでも何か売り込めないかと思いをめぐらし、行き当たったところはロマンを売る、ということだったらしい。 か

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 かつては流行った「自分さがし」なるもの、それは無意味どころか諸悪の根源だと養老孟司はいう。 そういった点については内田樹と似通ったところがあるだろう。 つまり身体性が意識されなければならないということ。(「自分探し」の害悪は、思い出せば上

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旧巣鴨プリズンの猫たち
2016年08月06日14:21

 こんなところに猫が集まっている。 しかも、いい年したおじさんたちが猫に愛想をふりまく。 そんな時代なのか。 もっとも猫カフェなんてとこに入り浸るよりは野性味(笑)があっていいかもしれないが。 「夏猫や、戦争犯罪者どもが夢の跡」という心境だ

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 この作品は人気が高いらしいが、世には世評のよい本がいくらでもあり、わざわざ読むまでもないだろうと思うことがすくなくない。 しかし、この著者がガルシア=マルケスの『百年の孤独』第二版にて「あとがき」を著しているのをみて、いったい新潮社はなに

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ニホンのみかんの北限
2016年08月04日12:59

 お隣の町は、みかん栽培のニホンの北限とされているところ。 その街で、バナナの木立を見出す。 じつはバナナの木はニホンでもそれほどめずらしいものではないかもしれないが、これほど元気に生い茂っているのはそれほど多くないかもしれない。 バナナが

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ジェット・ラグの超え方
2016年08月03日13:24

 昨日の午後、メキシコへ戻ってきた。 さあ、例によって時差の克服をどうするか。 泣いても笑っても一週間はかかってしまう。 ニホンへいくときよりも、メキシコへ戻ってくるときのほうが時差に悩まされる。 さて、この数年は荒療治を試みた。 帰ってき

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 戦後史の生き証人であった堀田善衛が戦後のさまざまな局面を語る。 しかしその語り口があまりに軽妙なので、すらすらと読み進んでしまって、はっと気がつくと、こんな読み方でいいのかと自分に戸惑ってしまう。 わたしたちの世代のまともな人なら『インド

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