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日記一覧

 反射的に身を引いてしまいそうなタイトル(笑)。 すぐに森岡正博と混同してしまったことに気がつく。 しかしながら、冒頭、客観的と抽象的というコンセプトの分析を大真面目におっぱじめる。 この著者は、一芸に秀でたことによって、すべてが見えてくる

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ある広場にて
2019年06月24日13:38

異なったかばんを持ち歩いているとき、そのひとつに入れっぱなしになっている本というのがときとしてありうる。もし面白くてたまらないというのならば、かばんから取り出して、読み終えてしまいたいと思うものだ。でもどんな本でもそんな愛玩をうけるわけでは

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とどめをさす正義漢
2019年06月22日13:49

 いまどきの乗り物での泥棒は、財布ではなく、ケータイ電話目当て。 こう不景気だと誰しもたいしたお金を持ち歩かないし。 しかしながら、いまのケータイでは位置表示装置がついているものが増えている。 水曜日に、乗り合いバスにて二人組みの強盗が客の

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 ワカモレがとりわけ有名、でもメキシコ料理はソース(サルサ)でもっているところが多い。それはヨーロッパ(にかぎらないが)料理もおなじで、肉にどんなソースを加えるかがお愉しみ。 そのヨーロッパ料理、肉をどう調理するか、どう焼くか、などなど、わ

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筋肉の使い方
2019年06月19日12:52

 もう長いあいだ、走ることと器具での体操しかしていなくて、バスケットをする機会はほんとにまれ。 それが今日は因縁あり、バスケをする羽目に---それほどハードではなかったが、用いる筋肉が異なっているので、疲れ切る。 からだのなかを血が動き回って

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(1)   読み解くのに難解であるかもしれないこの作品を読みすすめるうえにおいて、近現代ヨーロッパ・米国史を理解するためのコンセプトが補助線の役目を荷なうのではないかと思う。a. 米国の知的世界の特徴は、ロマン主義の伝統の欠如である。非合理的

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 文理学部という呼称は日本大学だけらしく、文理的思考とはいかなるものか。 それもそうだ、いまは学際的思考というノリ。 だが名は二の次でもいい、どうせこれもinterdisciplinaryの訳語なのだから。 その発想自体はずいぶんと前から、つまりわたしが学

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 ニホンは永い間、あらゆる意味で中国の影響の下でうごめいていた。 圧倒的な支配であった(近代での哀しい歴史をのぞいて)。 それでもニホンにも時機を見極める眼のようなものはあり、それはたとえば遣隋使の廃止のようなものであった。 いっぽう、ペリ

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 現代の、というより20世紀の世界、それこそ新大陸と旧大陸をメインとして、それを掴み取ろうという壮大な試み。 というとすべてシリアスなのかと思っていると、そうでもなく、しばし拍子抜けもする。 でも、たとえ空回りしてもいいから、そういった試み

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翻訳その2
2019年06月04日12:40

『翻訳家の仕事』(岩波新書)について 外国語で読むときは、外国語で考えるのが当たり前、へたにニホン語などを混じらせたりすると、手間ばかりがかかる。要は外国語に精通すること。はて、いまのニホンでそんなことを思うのは外国語エリートの戯言だろうか

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翻訳その1
2019年06月03日12:28

翻訳家の仕事 (岩波新書)を読み出す(ほんとはもう読み終わってる)。なぜ翻訳しなくてはならないのか。たとえばドストエフスキーの作品ではフランス語の文が(とくに会話)ごく当たり前に出てくるときがあり、邦訳ではフランス語文も丁寧に邦訳してある。ニ

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 ユダヤ人であること、ハンガリーで生まれたこと、これはまさに二重苦とでもいえるような話。 第二次大戦前、大戦中、にユダヤ人がどんな目にあってきたか、何度でも繰り返して語られるにあたいする。 あまりの過酷さのなかで生きるがゆえ、信仰を喪い、無

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 カトリック神学とプロテスタント神学とでは、かなり毛並みが異なっているらしい。カトリックのほうが貧困やら汚職に向きあうことが多いのでオープンなようで、プロテスタントは閉鎖的だとか。それでももちろん優れたプロテスタント神学者はいるわけである。

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