サンタさんっていると思う?からすべての話は開始され、怖ろしいことにそこに収束していく。そんなディテールなんて人の好き嫌い程度にどうでもいいものかもしれないが、それでも引っかかりを感じてしまう。それがもし「座敷わらしっていると思う?」だった
一生のあいだに読めるかどうかさだかではなかった『 戦争と平和』もやっと四分の三を読み切るところまで至った。読む前にはこんなものだろうと思っていたことが、半分は当たっていて、もう半分ははずれていたという印象(つまり、そんなこと、どっちみち当
つくづくわたしたちは田舎モノであったと痛感する。中一の英語の新任女教師はW大の教育の新卒。そのひともじつは田舎モノであったかもしれないが、やはりトウキョウ暮らしが長いとアカヌケてくるのだろうか。Helloということばが出てきたところで、ビート
あまり外出ができない昨今、ますます映画も家で見る時代になっていくのか。毎年恒例のドイツ映画週間、今年は期限付きでネットでの公開となり、今日が最終日、めでたくも全十二本の作品を鑑賞することができた。去年撮られたばかりのもので、大半はニホンでは
時間に余裕のあるおかげで、いつもより速く読めているのが嬉しい。 初めのころはトルストイはロシアの貴族制におおいに批判を抱いているとわたしは判断し、だからこそ揶揄的に貴族社会の人物を描写していると思った。 ところが後に貴族社会の惚れた腫れた