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日記一覧

 宇宙での大きな物語、でもその構造、構成はときとして複雑怪奇。 すくなくともスター・ウォーズのようなイノセントな話とは似ても似つかない。 そこはシンプルに、フィンランド出身の著者の抱え込んだヴィジョンに敬服するしかない。 なかなかその全貌が

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 前著が歴史や観光にまつわる話だったのに比べ、この本は町づくりに行政がいかに後押しをするか、が大きなテーマ。 町の生成について条例などで管理するというのは、どこでもしていること。 しかし、この町をどうするか、という哲学にもとづいていろいろな

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金沢についてしばし
2019年08月20日13:19

金沢は伝統と現代性がマッチしたところ。ひと口に伝統工芸といい、近年、もてはやされてはいるが、どこでも後継者難はおなじ。たとえば唐傘はもう後継者はいないらしい。はるかなむかし、自らの身を定めるときに、もしそういった伝統工芸への道が開かれている

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 金沢について事細かく記した啓蒙的な本を手にして、金沢を彷徨する、これほどの贅沢があるだろうかと思ってしまう。 歴史にしてもしかり。 江戸においても加賀藩の存在はおおきい。 しかし前田利家は外様大名、いかにしてその力を得たのか。 戦国を、幕

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 一見、自由に溢れて世界のひとびとを惹きつけるようにみえる米国であるが、ひと皮むくと、びっくりするようなことがみちていて、どこが自由なんだ、なんて悪態をついてしまいそうになる。 たとえば、これだけ銃による殺傷が起きているのに、米国の政治はた

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 わたしにとっては米国史の碩学ではあるが、じつはそれほど主流を歩んできたわけではない学究者による米国史の一段面とそのライフ・ストーリー。八十七歳と長寿をまっとうしたが、亡くなる五年前に著したもの。 たとえばこのひとは黒人史をライフワークとす

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 意識あるひとは、食べるとき、調理するとき、または買い物をするとき、それぞれ意識的に食べ物を見つめ、あるいは問い詰めているはず(もちろん、すべてのひとが意識的になれれば、それにこしたことはない)。 そういった個人の努力も貴重ではあるが、みん

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むかしの給食
2019年08月07日12:56

 小学のとき、町から村へと転校となった。わりと近くだったはずだが、ずいぶんと暮らしが様変わりしたのに驚いた。給食でも所かわれば、とかいうことがあった。村の小学校の給食では、給食費の代わりにうちで採れた野菜を給食調理場の前に置くことが慣例とな

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いまさら口にするのもおこがましいが、わたしたちは日々、自らの身体と向き合って生きている。時としてそんなことにおかまいなしにみえる人たちがいるようにもみえるが。かつて、仕事場の隣の体育館にて体操の講習に通っていたことがある(無料)。からだを隅

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話はさかのぼることになる。はたしてニホンへと帰る途上、いかなる本を手にすればいいものか。気取って横文字系を選ぶこともできるが、やはりなるべくは神経をつかいたくはないもの。とはいっても基本的にこちらは待つ身の上。とりわけ空港にて手持ち無沙汰の

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太陽のしたで生きる
2019年08月01日16:00

おのれを克服すべく精進する日々が少々。この酷熱、むげに身を遊ばせてはと、午後二時過ぎに走りにゆく。この暑さではじつは命がけにも等しいのではあるが。一時間は走りたかったが、半時間が精一杯。まだ生きてるよな、と呟きながら走るのをやめる。昔は、こ

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