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日記一覧

 なにはともあれ昔から海外文学を好むひとは少なくなかった。 ことは異質性に憧れるか、興味をもつか、あるいはまだるっこさ、分かりにくさだけを感じるかどうかにかかっていそうだ。 昔から、かつての河出書房やら白水社、新潮社などが力をいれてきた。 

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救助犬のイメージ
2017年10月26日13:56

 メキシコの街には、すでに救助犬フリーダのイメージがあふれている。 すごい人気だ。でも、休ませてあげたいと思っているひとたちもすくなくない。

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 誘拐やらドラッグがらみの殺しであふれるメキシコ。 たかがハロウイーンのおふざけのつもりでも、ひとの神経を逆なでする。 トランクから飛び出た掌、これを見たパトカーが追跡し、一騒ぎあったのだとか。 ほんと、人騒ぎ。 でも、そういう社会では、お

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霊におびやかされる社会
2017年10月25日12:45

 いま読んでいるニホンとメキシコの話のなかに見事なシンクロを見出している。ニホンの18世紀、つまり徳川時代の江戸、霊の力は大きく、怪談、奇談が生まれたのは、商人が栄えつつある江戸にて人間関係、社会関係が複雑になり、もつれやら軋みがあらわにな

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 名バイオリニストとして高名な五嶋みどりは、国連ピース・メッセンジャーでもある。 こんどのメキシコ訪問では、さきのメキシコ地震被災者(家などを失ったひとたち)を前にライブをひらくという。 孤児院を回るのも習慣らしく、そちらでもライブが予定さ

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 科学はじつにおもしろいので、小学くらいまではわたしも科学少年であった。 やがて成長するにつれて科学がとっつきにくいものにみえてきた。 それでもごくたまに科学を興味深く語ってくれるひと(または本)に出くわすことがある。 そういうひとは、もし

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 わたしの暮らしている世界は矮小なものなので、この著者がこれほどまで、不条理で怖ろしく、しかも社会をするどく描き採る書き手であるということは知らなかった。 そんな一般的なことばよりも、各作品をそれぞれ真っ向から解釈・批評してみるべきなのでは

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週末はケレタロに遊ぶ
2017年10月16日13:02

 メキシコシティからケレタロ市まではバスで三時間とちょっとという、それほど遠いところではないのだが、遊び歩いたのはじつに三十年ぶりというありさま。 歴史的中心街は、ひと、観光客でごったがえし、ある意味でメキシコの近代史の温床という魅力をふり

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本はなぜ売れないのか
2017年10月12日12:35

 古風な言い方をゆるしてもらえるなら、本とはひとの血となり肉になるべきものであった。さて、はたしてそれがどこまで意味深く響いてくれるか。 もし書籍が、文庫本が、消費財とおなじ次元で”消費”されているならば、図書館のものですましてしまうことも

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 メキシコシティのような場合、買う建物が地震に弱いか、崩れそうか、素人にはちょっとわからない。ニホンではすでに建っているマンション等でも強度チェックができるというけど、ほんとかな。この会社、しっかりしていそうだけど、あとでかなりの脱税が発覚

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長瀞(2)
2017年10月10日12:24

 長瀞の水の色ってこんなものだっただろうか。 この時季には雨が少なくて渇水に近かったようで、それでも後日、わりと降って水量も戻ったような記憶あり。 この色もそれなりに渓谷には合っているかもしれないが。

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長瀞(1)
2017年10月09日12:57

うちから電車で駅をいくつか行ったところに長瀞がある。景勝地として有名で、その岩畳は壮観、これは緑泥片岩といわれる。川下りも有名である。静謐な眺めと雰囲気が際立つが、最近、近くにカヌー学校ができたらしく、漕いでいる連中が大声で喋り、それが谷間

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 タマーヨ美術館の一角にて、ささやかな展示あり。 たかだか七枚の鉛筆画素描、それに素焼き粘土版の床板が敷き詰められているが、この床板、動物に踏み荒らされて無残な結果に。 生産地の村は売り物にならなくなってしまったためにパニックに。 いわばイ

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建物の外壁
2017年10月08日12:46

 この建物は、倒壊はまぬがれたものの、外壁が見事に崩れている。 このあたりの仕事は、左官屋のものだと思われるが、いかにお粗末であることか。 想像はつくが、それこそ十代の大して経験のないにわか左官屋にでも仕事をさせたのではないだろうか。 左官

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かぶとむし
2017年10月07日13:48

 七月某日、実家の裏の運動公園を走っていた。 一周目、頭上をかぶとむしが飛んでいる。 ちょっとたどたどしく、ジャンプすれば捕れるかなと跳んでみるが、かすらない。 二周目、地面に落ちている。 元気がないので初めは弱々しいのかなと思ったが、よく

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 例の北米自由貿易協定(米国、カナダ、メキシコ)をトランプは眼の敵にする。 それこそ、米国の不況はメキシコもせいであるとか。 一方、関税なしでメキシコから米国へ自動車等を輸出できることで、メキシコにとってはこの協定こそ生命線だと思っている向

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 「個人」ではなく「分人」という、一見、坐りのわるそうなことばが飛び出す。 「個人」ということば自体、またはそのコンセプトは西洋由来のものであるからして、異議が出てきても不自然さはない。 「分人」というのは、ケースバイケースにおける自分の在

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 あの地震の日、わたしはすさまじいばかりの渋滞のなか帰る途中に、巨大広告塔の落下跡を目撃。 さいわい、トレーラーの荷台に落ちたということで、負傷者はいなかった模様。

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自転車アートの路上展
2017年10月01日14:19

 美術館は軒並み休館、地震の被害や影響の点検中ということらしい。 そんななか、自転車アートなるものが公園内でしょんぼりとその姿をみせる。 なんだってアートにしてしまうところがさすが。

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(1) 中世から近代にかけてヨーロッパとイスラム(オリエント)は対立し、拮抗し、交渉してきた。しかし対立といったシンプルな関係ではなく、いろいろな意味が込められていたが、今となってはそんなことを知るひとも少なくなっている。(2) ヨーロッパと

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