ネットフリックス版『新聞記者』見る。映画版は見てない。六回モノで長いので見るのにわりと時間かかる。もちろんストーリーは心得ている。しかし通してみるとインパクトは強い。今さらながら、心得ている、では何もならない。顔を赤くして怒らなければならな
遙かな昔、なぜかアイルランド史のクラスで先生は、歴史家に小説が書けるか、なんてことを喋り出した。曰く、推理小説なら書けるだろうと語る。歴史家はあちこちの筋を配合し、さらに結びつけるのが達者だから。いわば理詰めの小説ということだろうか。という
処女作であるとかの触れ込みであるが上々の出来、いまでは大作家にのしあがっているそうな。ストーリーも巧みである。しかも歴史、歴史の読み方についてエンターテインメントさも添えながら心憎い展開。イギリス近代史の虜にならずにはいられない。というこ
ニホン人は乗り物の席を譲るときに物怖じしたり照れたりすることが多い。そこへくるとメキシコ人はほぼ反射的にというくらいさっと席を譲る。そう思っている。今日、久しぶりに都心へ出ることにした(美術館訪問)。しかし乗るやいなやドア脇に立って赤ん坊に
世界では緊張をはらんだ国同士という地帯はかなりありそうだ。もちろんこの極東も際だっている。たとえばコロンビアとベネズエラもそんな例のひとつ。無理して軍拡競争を挑む。でもどこかで無理がきて破綻におちいる。イソップでの腹をふくらませて破裂してし
ガルシア=マルケスの小説に、自分のくにのことを知りたかったら外国の新聞を読むことだ、というフレーズあり。おもにラテンアメリカのケースから言われたことだと思われる。しかしながら昨今のニホンのマスコミも似たり寄ったり。広島とデモ、ということばに
表面的な穏やかさとはべつに今回のG7サミットへの冷静な分析はあちこちで垣間見ることができる。さて、今年にはいって平和資料館への外国人入場者は増えているそうで、一様にショックを受けている模様。わたしたちニホン人は子どものときから惨事の写真は眼
広島が、宮島が世界の注目を浴びている瞬間。ニュース満載。私も先月、行ってきたばかり。同行者が買い物フィーバーにうつつを抜かしているあいだ、わたしは土産物屋の片隅に座るヒマそうなご隠居さんとしばし、おしゃべり。神のすむ島だから江戸時代の末まで
ネットフリックスにて映画「ちひろさん」見る。あたらしい女優、俳優さんのことはほとんど知らない。ただストーリーにのみ集中。というか作劇作法を問う。当たり障りがすくなく一般的なニホン人には好まれるかもしれないがやはり微温的。掬い取りがたきものを
巷の一部ではモーニングノートなるものが流行っているとか。ジュリア・キャメロンとかいうひとの提唱ではじめは女優さんかと思った(笑)。曰く、脳の排水を試みて理性脳を克服しなくてはならないとか。これは無意識を通して向こう側へ到達することを意味して
この作品も読むのにひどく時間がかかった。ディストピア風のタッチ、読んでいて重苦しさが伝わってくる。しかし時々、稲妻のように詩的フレーズが舞い込んできてハッとする。するとこの作品の裏には何があるのだろうと勘ぐってしまう。そんなことを考えてい
かの有名な神田祭はひさびさに再開されたとのこと。御神輿担ぎにしゃしゃり出たのは駐日のメキシコ大使(女性)と米国大使。メキシコ大使はアクティヴさで有名。米国についてはいろいろなレベルでぎくしゃくさが目立つ(語弊がありそう、でもならばしかるべき
手のひらとか脚の裏、頭部などにミクロシステムがあることなんてたいていのニホン人は知っているはず。そのツボを押さなくてはならない。区の施設でのこの教室では本来は薬草など伝統的療法が主宰されるが東洋医学にも触れる。もう二三ヶ月、通っている。本来
母方の祖母はお灸をしていたくらいで肩こりの家系、幼いころから肩もみなんてやらされた。長い間、運動部だったから体のケアもある程度心得ている。いま通っている区の伝統・東洋療法教室にて指圧・マッサージ実習のようなものが始まった。いかにもよく通じ
世間には一生の間に読める本の少なさを憂えて絶望するひともいる。なぜ一冊の本を速く読み上げなくてはならないのかと逆ギレするのはわたし。ロベルト・ボラーニョの「2666」の全五部のうち三部をようやく読み終えることができたが読み始めたのは一年前のこと
ただし自治体によって上限に達したとか一様ではない。わたしの場合は、千葉、京都、石川では適用してもらえた。でも広島、東京、熱海では適用外。京都では予約してあったものを一度キャンセルして予約を取り直し、そこでやっと適用になったという次第。フロン
武家の歴史は統一政権が成り立つまでは力のぶつかりあい。ところがたんに武将のぶつかりあいとか捉えると社会の構造を見失う怖れあり。武将とは社会の頂点でもありえたが、それとは対照的な底辺の集団の力をも抱え込んでいたという事実は、かつては見向かれ
ペット、マスコット業界というのは売れ残りの処分のために悪評をかうときがある。ニホンでペットショップを通り過ぎると「遺伝子検査をしています」という表示あり。将来の飼い主がペットの重い、不治の病で困らないように配慮しているということらしい。こ
二条城の廊下を歩いていると小ぶりの鯉のぼりの棒を握っている外国人のおばさん。瞬時に思い出す。埼玉の地元の駅にて昔、そんな鯉のぼりを大事に抱えている少年がいた。毎日、ひとりでどこかへ通うらしいが、その鯉のぼりが守り神であるかのように熱い思い
ニホンも柑橘類がとぼしくなる季節には世界中から似たようなものが仕入れられてくるのに気づく。南アフリカ産だとかトルコ産だとか。メキシコのオレンジなんて安いのにニホンのマーケットに回らないのは持ちがよくないとか。まあ、貨物船では生育を遅らせるガ