読み終わることと読み込むこととは、もちろん異なっている。 この作品を読み終えてはや一ヶ月以上もたつが、どう話したらいいのかよくわからない。 著者はドキュメンタリー映画作家であるから、映像の意味にこだわる。 わたしたちにとっての映像、とりわ
コミュニケーション能力を高めるにはどうすればいいか。 会ったひとから、豊かに話を引き出すにはどうすればいいか。 それはマニュアルのひとつでもあるだろうが、わざわざひとに教えてもらうものではないだろう。 あるいは、ひとに教えてもらったからと
昨日のNYでのハーフマラソンでは、5キロのレースに出るはずの12歳の女の子リーアディアネスがまちがえてハーフマラソンのほうに加わってしまった。 走り出し、あとで気がついたが、そのまま走ってしまい、22キロを二時間四十分とちょっと。 5キロ
このアーティストの作品はインティモなものなので、じつは一般公開するのにつねに躊躇を感じざるをえないものである。 深層心理的なものもあるが、メキシコの地方の伝統的(といっても征服後)なものを考慮することなくして、こういった文化を理解するのは
あまり読むのにあたいしない本のようで、わたしは悔いた。 しかし考えてみれば著者のイデオロギーは、英米のコモン・センスへのリアクションであり、英米のコモン・センスなりリアリティにおおいに関与し、挑発され、嘲笑された結果なのだといえる。 ニホ
展示会にあわせて、ひさしぶりにナフムの故人美術館を回り、堪能する。 アーティストの作品に加え、絶妙の調度品がひしめき、わたしはため息の海にはまりこむ。 ほんとうのメキシコの良さがここに残されているというべきか。
先日、引き渡したブック・オブジェの展示のオープニングということで、ほんとに久しぶりにテナンゴを訪れる。むかしの感銘が、より強固に蘇ってくるので、嬉しさにむせいでしまいそう。ナフムの美感覚に圧倒されてしまい、出るのはただため息ばかり。 (つづ
著名な画家の没後十周年を記念して回顧展が近代美術館できょう、オープニングし、それとあわせて、著名女性知識人と画家の親密なパートナーとのトークも催され、立ち会うことができた。 女性のエレーナ・ポニアトウスカは邦訳の作品もあり。 古いメキシコ
一応、審査はあるが、入賞者を選んだあとは、すべて展示にて公開される。 来週の週末には郊外の町の、画家の私邸にてオープニングが催されるので、数年ぶりに訪れてみるつもりである。 本を読むのもおもしろいが、アートの制作もじつに心愉しい(そして厳
恥ずかしいことに長いあいだグラフィックアートの実践をしていなかったので、道具を集めたり、ほんと、泥縄に近かった。 ヴィジュアル・アートではハンディ・キャップがあると思ったから、テキストのほうでがんばってみた。 恥ずかしい出来ではあるが、要
お友だちの高名な画家Nahum Zenilがオブジェ・ブックをモチーフとした仲間の間の親睦展のようなものを企画していた。 この画家のグループとは、日々の慌しさを理由に近年、遠ざかっていた。 でもこのままだと忘れられてしまいそうなので、このへんでちょ
サン・フアンにてダビに依頼してシーフードのピザを作ってもらう。 わたしも弟子として学ぼうと努める。 まちろん生地からこねてこしらえる。 出来は最高、こんなおいしいピザは食べたことないと思わせる。 大型のパイのような、パンツもまたこしらえる
今回も三日だけの滞在であったが、買い物の要領もキッチンの具合もよくつかめて、せっせと料理に励む。 まあ、プロから見ればお笑いではあると思うものの。 いつもは自分のためにしか作らないが、計三人前作るのは張り合いがあるというものでもある。 や