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日記一覧

今年の読書
2017年12月31日12:04

 2017年の本ベスト約10冊(小説)『 ウィルヘルム・マイスターの修業時代』ゲーテ『 息子と恋人』ロレンス『 太陽王の使者』ジャン=クリストフ リュファン『 神は死んだ』ロン・カリー・ジュニア『 憂鬱なる党派』高橋和己『 スペース・マシン』クリストファ

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 だいぶ前に読み終えていたが、もういちど読まなくてはと思っていて、ふたたぶいくつかの章を読んでみた。 前半はとりわけ自己弁明的かつわざとらしい書き方で、どちらかというと不快にさえ陥るほど。 しかしそれも春樹にたいしての毀誉褒貶がはげしく、そ

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 近代(ブルジョア)国家が成立するとき、国家なるものは中央主権、軍、領土、法律、民族などを一律に制定する。 とりわけ国境なるものは厳格であり、欧米世界でこそ成立はするものの、非欧米社会では領土なるコンセプトは曖昧さにみちていた。 それを欧米

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百獣の王と世には言う
2017年12月26日14:07

 檻のなかの生き物は哀しいが、ひとが少なく、しかもわりと近くに寄れるとあっては、もしかして気持ちが通じ合えるのではないかとさえ思ってしまうほど。「ねえ、ねえ、こんどシャツとズボンを持ってくるから、着替えて一日ぐらい外を歩きに行ってきなよ。そ

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動物たち(2)
2017年12月25日08:29

 世はクリスマス・イヴ、しかし小賢しいニンゲンのことなど考えないで、ひたすら動物のことを思っているというのも粋である。 しかしやはりゴリラにはこの環境は堪えがたいものなのであろうか。 いちばん不機嫌でふてくされていたのはゴリラらしい。 この

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 動物をみるのは愉しい。 しかしながら動物園というようなところは、ほとんど「監禁」状態に近い生き物が生き恥をさらしているので、動物のストレスがこちらにまで伝わってきそうで、しばしば心苦しくさえ感じてしまう。 さて、地方都市ののんびりした私設

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レナウン その2
2017年12月21日12:15

ニホンのひと昔まえの社会を教えたりするために、TVのCMは重宝。  レナウンというのは、今ふうにいうとアパレル・メーカーということになるようだが、やはり盛衰からは免れられないものらしい。  さて、シルヴィ・ヴァルタン のあとには、「イエイエ」

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レナウン その1
2017年12月21日11:43

 かつてレナウンというアパレル・メーカーは斬新さを誇っていたはず。 シルヴィ・ヴァルタン に唄わせた歌を、いまでも覚えているひとはすくなくないはず。 しかしこの唄、シルヴィ・ヴァルタン だけでなく、年によってほかの歌手も歌っていたのだそうな。

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 メキシコの歴史的中心部には、かなりの数の教会があるものの、教会への改革やらで維持がたいへん、廃寺ならぬ廃教会寸前。 そんな施設を国は文化施設、つまり美術館などに換えることがよくある。 この旧サンタ・テレサ教会もそんなところ。 ここは、パフ

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 読み終わるのにおおいに難儀。 いちおう、読んでて綴ってあることはわかる。 メキシコの地方都市(といっても工業都市で、第三位に位置する)の若い連中が、米国に恨みをもち、攻め入る妄想にとりつかれ、一方でマラソンで際立とうという意欲を持つ。 し

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クリスマスの眺め
2017年12月17日14:13

 うちの近くで見つけた、小熊の形にカットされ、装いをほどこされた植木。 シネテカでは、フィルム入れを積み上げたクリスマスツリー。

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 年末恒例のがっこうの催し。 食べて踊っての、無礼講。 パーティーというのは、いろいろあるものだが、単に職場のものといっても、ニホンのものとはやはり大違い。 酔ってくだをまくひともいないし、かくし芸なんかより、おなじ阿呆なら踊らなきゃソンソ

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 この年末は、さきの地震のせいでカレンダーに余裕がなく、行事も縮小気味。 それでもイタリア語のクリスマスカードのコンクールは健在。 やはりイタリア語を学ぶひとたちは、アート系にたけているのか、巧みな制作に感心する。

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 読みの進捗におおいに難儀を感じたなり。つまり、あまり面白くはなかったということ。 いわゆる文革後の中国を描き、よりナイーブに、内面から描こうという意図は頷ける。 しかしわたしから見ると空回りの印象が強い。 革命の神秘化、あるいは偶像化、お

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陸前高田の津波
2017年12月10日13:23

メキシコの写真史料博物館にて、岩手の震災被害の写真展あり。 畠山直哉の「陸前高田」という展覧会。 しかし震災の凄まじさを押し出すのではなく、いわば故郷愛というものがモチーフだといったほうがいいらしい。 とても静かな光景が広がる。 故郷愛な

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護送中
2017年12月09日13:08

 いつものように込み入った今朝の道。後ろから救急車のサイレンが、と思ってバックミラーを覗くと海軍の車両。追い越されながら見ると、護送中であるらしい。ナルコたちを捕らえ、護送中であるだろうが、中心車両が海軍で、連邦警察の車両が護衛。しかも、写

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こちらの音とあちらの音
2017年12月05日13:14

太陽系の外へと飛んで行くという触れ込みでボイジャーロケットが打ち上げられたのは、1977年。宇宙の知的生物とコミュニケートするためにさまざまなイメージやら音源も含まれていると新聞には記されてあった。たしかそのなかには、ジョン・コルトレーンの

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年末恒例の週末のお勤め
2017年12月04日12:24

 一年の終わり、といっても十二月の初めの週末は土・日労働を強いられる。 まあ、勤労奉仕みたいなもの。 今日のそこでのお弁当がこれ。 なにはともあれ、食べることは愉しみ。 しかしながら、今回は昨日から足の調子、はなはだわるし。 靴擦れだから、

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 ということで、だれが騒ごうがクリスマスシーズン。 あちこちにツリーがにょきにょきと。 メキシコシティーの古風な中央郵便局も例外にあらず、観るものを圧倒するツリー。 三枚目は、ラサール大学でのひとこま、威風堂々、なんて形容していいのかわから

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