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日記一覧

 きょうは、お集まりくださいましてありがとうございました。 前回は、色彩の言語学的比較をテーマにしたんですが、オードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」を取り上げました。 この映画には「オーランジー」という猫が出てきて、色はオレンジ

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 メキシコ大学現代アート美術館にて今日は英国在住のインド人アーティストアニッシュ・カプーア展のオープニングであった。 恥ずかしながら、わたしはあまり知らなかったものの、ずいぶんと国際的アーティストでニホンにもその作品が存在する。 人気もそう

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ニホン語の歴史を考える
2016年05月28日13:13

 つぎの大学の外国語教師の研究総会まであと一ヶ月をきる。 またもや、出しゃばりのわたしはしゃしゃり出ることに。 前々回はオノマトペ。前回は、色彩の国際的比較。 そして今回も、鈴木孝夫のお世話になって、畏れ多くもニホン語史について何かを喋ろう

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 はじめての池波正太郎、お手並み拝見となる。 ニホン人だったらだれでも新撰組を知っている(こういう言い方はホントは嫌いだけど)。 キーワードといえば、潔(いさぎよ)さと悲劇がからまっているだろうか。 なぜなら何よりも歴史に逆行するような団体

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 近未来の悪夢的世界。 東アジアにそれなりに造詣がふかい著者ということでもあるが、舞台にタイのバンコックが設定される。 近未来であるから、遺伝子関連やらエネルギー問題とか、差し迫っているテーマが目白押し。 エッセイ的な語り口にしてもじゅうぶ

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 ニホン語だとトウモロコシ黒穂病菌というのだそうだが、それを食べるのは世界広しといえどもメキシコ人だけだそうな。 おいしいものだから、目の前にあるとよく食べる。 今日はキロ15ペソだったので、買ってきて料理する。 自分の料理のレパートリーを

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美術のなかの音楽
2016年05月22日14:39

 メキシコの「芸術宮殿」美術館では、「美術のなかの音楽」とかいう企画展を開催中。 多くは、米国のサン・ディエゴ美術館のコレクションによるらしいが、その他のものも多い。 一応、盛り上げようという意図は感じられるが、なんとなくぴんとこない展示、

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 冷蔵庫から始まる。 ヨシモト・バナナかな、そんなことはないだろう。 冷蔵庫は腐敗との闘争の産物だって? それはちょっとちがうだろう、と専門家づらしたわたしはイチャモンをつける。 ヨーロッパ人、いな、世界にとって腐敗との闘争は、胡椒、香辛料

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 米国は自由と機会の国であった、かつてのことであるが。 しかし大学進学ローンやら医療保険の致命的な欠陥やら、あまりにも落とし穴の多い、不安だらけの国になってしまっている。 とりわけ注目せざるをえないものは、医療保険の欠陥であり、それが何に由

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 この間は、ニホンの水資源が中国その他に買い占められ始めていることにわたしは注目した。  来日外国人は年に二千万人を超え、東京にしろ地方にしろ、インフラ、宿泊地が足りなくなっているという。 そんな折、中国資本がニホンのホテル、旅館を買占め初

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 メキシコシティのタマーヨ美術館にて、イサム・ノグチの「ノグチの公園」なる展示がはじまる。 イサムは彫刻家などのアーティストであり、フリーダ・カロのもと愛人としても著名。 NYだったかには、個人美術館もあるはず。 今回は、公園施設のプランナー

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 暗鬱で、つかみどころがはっきりとせず、曖昧な状態が長く続いたが、ようやく話が見えるようになって、血の通った息苦しさへといたる。 終末的状況のなかで、ひとのなまの姿が浮き出てくる。 そこまで読み進めていけば、勇気を与えてくれる作品だといって

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(きょうはメキシコの母の日であるということで、昨日はFBに往年のうちの母親の写真をアップ。下の写真について、左の女のひとは祖母かという問いあり) うちの母は十人兄弟、たしか末っ子ではなかったか。 長兄は戦時中は陸軍として満州に赴いていたようだ

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だから歩くのだ
2016年05月09日12:16

 ときとして歩くことほど意味深い歓びは存在しないのではないかと思ってしまうこともあるが、じつは歩きながら視ることこそその歓びの源なのではないかとも思える。 A veces, se me ocurre que no hay placer tan definitivo como caminar, sin embargo, de

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紛れ込む
2016年05月08日13:59

 見知った道を歩くのはうっとうしい。 紛れ込んでしまい、あわよくば帰ってこずにいるなんていうのはただの夢か。 そんなことはあるまい。 ほら、あの足音に乗り換えてしまおうではないか。Es repugnante repetir los mismos caminos.Nos perdemos, y apr

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(1)世には国際関係論なるものがあって、わたしも中嶋 嶺雄の担当するものに出席を強いられた一人であった。概して読み解き方が肝心。つぼにはまれば、構造なるものが眼前にひらけてきて、ふむふむと自分でうなずきつづける。(2)ここ、手嶋・佐藤組によ

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 『なんとなく、クリスタル』が出たときには、雑誌にて読んだ。 当時は文藝少年でもあったし、綴られている舞台はよく見知っているものでもあったし。 わたしは自称苦学生であり、この短篇集に現れるスキーにも海外旅行にも縁がなかった。 でもべつに羨ま

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 映画は見たことあるものの、原作は読んでないと思って読んでいると、自分の書き込みが目に入り、意外な気持ちになる。 そして読み終わってからも数週間、たってしまった。 また中身を忘れて、読んでないような気持ちになってしまいそうで、慌てる。  も

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