米国での蔓延、犠牲者の数がすごい、隣国住まいとしては戦々恐々。 でも、ご承知の通り、米国の医療保険の問題。 医療保険が実質的に不在の米国ではコロナヴィールスの治療に三万五千ドル請求されるときもあり、だから米国では犠牲者がすごい数で、さらに
これからヴィールスのために怖ろしい事態に陥るかもしれない米国。テキサスの州副知事は公然と発言:米国の経済のために爺さん、婆さんは犠牲になれ。。。と。まあ、ニホンでもおなじようなことを考えている政治家がいるにはいるのだけど。
旅行記なり紀行文を読みたい、温泉モノならさらによし。 文人志向か? 武田夫婦がマイカーで東海道を下るのは昭和四十三年。 世はマイカーブームに入ろうとする時代、つまり、高度成長、そして公害の時代でもある。 ただし新聞連載であるがゆえに、口幅
この非常の状態のいまでこそ鎌倉の大仏さまの周りに中国人がひしめくことはない。しかしじつはひどいこともあったらしい。進駐軍の兵士が思うさま。大仏さまの肩にまたがったり、顔に足をかけたり。帆柱に登るやり方で、頭のてっぺんまで勢いをつけて駆け上が
アートの創造においては、ときとして悪魔に魂を手渡さなくてはならないときもある、あくまでもメタファーとしての意味であるが。 たとえば高校の現国の教師は、芭蕉の世界をデモーニッシュと名付けて説明した。 しかしながらアートというものがブルジョア
(読み始めるとたちまちU・エーコの「バウドリーノ」を思い出す。もっともエーコのはローマ帝国以前でこちらは以後、まるっきり年代が異なる。でもイングランドはずっと辺境で、遅れた地域であったのだからそんな思い込みをしてしまうのも無理はない。とこ
いわゆるブックガイドというものは老若男女に受ける。 さてそこで要になるのがその基準であるが、この本の場合は書評サイトグループなのでおおむね、信頼できる、なんてまた偉そうなことを口走っているが、正直な話、おおいに参考になる。 へえ、こんな本
メキシコは変わろうとしていた。 長年の制度的革命党がついに野党に政権を譲る。 すべてが変わると思い、主人公のフリオはイタリアでの長逗留をやめ、メキシコへと帰還。 交友関係、縁戚関係などしがらみが多く、ときとしてまつわりついてくるという印象
世間知らず、というのは相手の女のほうだろうか、でも、読みすすむにつれ、一人称の主人公らしいということがわかる。 女にお金を無心されても、生活力といったものがなくて、持っている本を売ることでしかお金をこしらえることができない。 いったいいつ