タイトルこそものものしいが、そんなこと、できるわけがない(笑)。 年が替わるというより、冬休みも半分終わったという印象のほうがふかい。 べつに予定もなく日々くらしている。 映画はシネテカのものを大方見尽くしてしまったので、わざわざ出かけるき
阿刀田は多作な短篇作家であり、文が卓越している。しかしわたしはあまり近づく気がなかった。 とはいってもかつて雑誌「海」にて「ロシア式ルーレット」を読んでそれなりに感心し、こころのうちではずっと気にはなっていた。 そしてようやく数十年後、こ
午後、脅迫電話がかかってくる。 自分たちは麻薬シンジカートで、五千ドルほど払ってもらいたいとか。 わたしの名前も通りの名も知っている。 払わなければ、命の保証はない、とかわめく。 お金がないというと、あるだけ払え、という。 やり取りをして
山の上の運動公園。 まるできつねにでも騙されてるような充実ぶり。 プールまであり。 昨日、行ったところ。 ロス・レジェス市にあり、メキシコ州ソライヤ・ヒメネス記念運動公園という名。 ソライヤ・ヒメネスは重量挙げでメダルを獲ったメキシコ人女
あのころ、浅田彰は時代の寵児だった。 思想をやさしく語るのではなく、発想の転換を見せつけることにおいて際立っていると思われた。 じじつ、ブルータスなどの雑誌に破格の、いわばスタイリッシュなテキストを登場させた。 今から振り返ってみると、そ
チャプルテペックの近代美術館にてお友達のパトリシア・ソリアノの展覧会が開かれていて、昨日、ようやく訪れることができた(ただしくは三人のアーティストによる合同展)。 はじめは雑誌ネクソスのカット絵を描いていて、その一見、グロテスクそうな描き
今日は休みをとる。 まず朝ごはんは五つのチーズのケサディージャスにライスにフリホーレス。 続いて洗濯。 ここ二日ほど酔っぱらい暮らしが続いたので、一時間みっちり走る。 シネテカにて二本映画を見ようと思ったのだが、出るのが遅れて一本のみ、す
連日の年末ダンスパーティー。 昨日はうちのがっこうだけのメンバーであったが、今日は他のセクションも含むのでより大規模なダンスパーティー。 つまり、うちのがっこうだけだと、わたしがどのくらい踊れるかわかってるひとが多いので、すごくノレる曲だ
ノーベル平和賞授賞式に闖入したメキシコ大学の学生(社会科学学部、国際関係論専攻)。 メキシコでの学生虐殺の事実を訴えたくて。 一方、おなじ今日、メキシコ大学は化学学部でもっとも優秀な成績を修めた女子学生が誘拐されたすえに、親が身代金を集め
ムヒカさんって誰? ほらほら、あのウルグアイの大統領ですよ。メキシコで開かれてた全イベロアメリカ・首脳総会最終日でのコメント。 いまの社会で技術革新なるものを牛耳っているのは、市場経済であり、そこから貧富の差がうまれてくる。 孤立した部門
草間彌生の評判ぐらいは知っていたが、じつはそのアートについてはあまり関心がなかった。しかしブラジル、アルゼンチン、メキシコという巡回回顧展の人気が高く、やはり覗いてみなくてはという気にさせられた。当初は、会場のタマーヨ美術館になかなか入れな
卒業生女子と老教師との、高踏にも卑俗にもあらざる、その淡いを漂う恋。 その淡いさを色づけるものはお酒やつまみであり、派手さをこのまず渋さが支配する。 結果として眼につくのは、巷を覆う価値観にことごとく異をとなえる流儀であり、それは積み重な
わたしが通訳、翻訳を手伝ってあげてたメキシコ人の奥さんのご主人に判決がおりる。 例の、成田でドOッグ容疑で捕まった男のひとである。 懲役は十一年で、そのうえ四百万円の罰金とか。 その奥さんが、ニホンで一カ月ぐらい過ごしたいとか言ってるのだ
浅田彰『逃走論 スキゾキッズの冒険』と格闘中。 バブル直前のノスタルジーにあふれた作品かと思いきや、しっかり現役。 前半はドゥルーズ=ガタリのテーマが席捲し、後半はマルクスの新たな意味付けが問われる。 もちろんその底では通じるものがある
朝日新聞より。 いままでに話されていた以上に、警察の関与がおおきいとみられる。 それにしても、地方は。。。というか、国全体。。。つまりトップの責任がどれほどおおきいことか。ただの放任より、裏ではみんなつながっているような世界である。http:/
今日のランチ。ベーコンとチーズのトルタ。 以前はトルタにはマーガリンを好んでぬっていたのだが、マーガリンがじつはいかにひどいものかが分かってからは、かえってバターのほうがいいように思えてきた。今日はマヨネーズだが。 おなじくベーコンを毛嫌
一枚目は朝食。メインは玉子でなかにはほうれん草。 二枚目、三枚目はランチ。スープはとうもろこし系のポソレ。そしてポテトサラダとラハス系の炒め物。 やはり自分で食べ物をこしらえるかどうかで、人生の歓びが変わってくるような気がする(えっ、こん
シティのサンタ・マリア・リベラ区あたりは、昨今、リニューアル気味でいいお店がふえている。 トスターダを食べたところ。 こんどはきちんと食べる(笑)。 おいしいのに安いから、いつも込み合っている。 もとは住宅だったらしい(屋敷というのかな)
吉田健一をまともに読むのは、恥ずかしながら初めて。 東京の焼け跡の防空壕にて暮らす人物たち、そして駐留占領軍の人たち。 しかし焼け跡の光景はわりと淡々としたもので、これらの人物たちは戦争中、何を考え、どう生きていたのか、思いめぐらされる。
著者はメキシコの劇作家。 わたしが初めて見た作品は、カミ―ユ・クローデルを扱ったもの。 他の作品では、ことばの混淆のようなものをテーマにしたものがあり、そこではほぼ素人に近いようなニホンの女の子がほとんどモノローグのような形でステージで喋
メキシコはかなり大荒れである。 地方の教員志望学生たちが43人も拉致され、おそらくは殺戮されたこと。 地元の警察、市長筋から麻薬団へと引き渡されで処刑されたであろうこと。 しかもその市長筋はいちおう左翼系政党だったこと、しかしとりわけ地方で
ちょっと立ち寄ったエコー実験美術館にて。 ここは、ほんとにひとがこない。 パフォーマンスがあるときはいるけど。Pase por el Museo Eco, como siempre no hay nadie, menos la ocasion de performance.