すこぶる強力・強大で、かつおもしろい作品であるからして、どこから手をつけたらよいのか途方にくれ、そのまま時が過ぎてしまいそうで怖い(笑)。 ということで英文で短く編んでみた。曰く、読み方はいくつもありえそうだ。いくつかの際立った人物を通し
みんなちがって、みんないい。ひとの体には思っているよりも個体差が多い。掌はわりと見馴れているから、そんなもんだよね、みんなの手、という具合になりそう。ところがあまり見かけることが少ない足の指の形はひと様々。つい自分のがもっとも当たり前だと思
現在、京都を旅行中のメキシコ人女性の写真を数多く眺める。このひとはハイクに造詣が深いということになっている(もちろんハイキングではなくて俳句ね)。えげつないほどの紅葉であふれかえっている。京都の紅葉にひとは憧れ、わたしももちろんそのひとり。
メキシコはベラクルス州の民族音楽本の発表会およびそのライヴミュージックを訪れる。友だちが話すから。今日はスペースが手狭でぎゅうぎゅではあったが、ニホンでイベントをする段になるとちょっと眼をひくものはどっと人が押し寄せる。人がいくなら我も、と
腹ばいで読む人をあまり見かけなくなった。本を読むならそのスタイルを気にする人は増えたにはちがいないが。どうせなら、よい本はすてきなスタイルで読みたいと誰しも思うところだろう。そんななか開高健は炬燵で腹ばいになって読むと公言した最後の読書人だ
このあいだ薬草教室の交歓会へいんげんのゴマよごしを持っていったら意外と好評。作り方を教えろ、とかの声がかかる。味噌をつかうのがミソなんだ、とは言ってみたけど。というわけで材料を持ち寄って再現。「もやしもいいですよ、さっとお湯を通したほうがい
大いに迷いはしたが昨日、ワクチンを受けに近所の保健センターまで十分歩いた。当地の保険証(もちろん紙)には顔写真が貼ってある。ちょっと見つからなかったので遅れた(笑)。インフルエンザとコロナ。コロナのほうはキューバのアブダビとかいう代物。キュ
当地ではまったく無名のベネズエラ人画家展が近代美術館で催される。そこで館主催のアーティストを読み解くワークショップが今日、ズームにて催された。ただしアーティストの作品についてはあまり話が盛り上がらない。先進中枢国の権力とアートの連動にたいし
奥さんが語るところによるとオースターは闘病中とのことで最期の小説に力をそそいでいるとのこと。半年前からそんな状態とのこと。やはりこの辺でオースターを読んでおかないと。ということで大部のこの作品「ムーン・パレス」を手に取った。入りやすく、読み
宇宙の謎なるものも深淵であるが、言い換えれば、地球の深海、もしくは脳の仕組みなど、謎めいた現象はいくらでもある。人間は科学の進歩のおかげで、ありとあらゆることを手にすることができる、すべては人間のためにあるのだとか空恐ろしい考えを抱くにい
懸案の大阪万博。メキシコなどが撤退の予定とのこと。その理由は翌年の大統領選をひかえ、予算の確保などに不安があるとのこと。つまりメキシコの国内事情によるものとされ、いかにもニホンを傷つけないように、ニホンのメンツを潰さないように、と配慮してい
あまりにむごく、哀しいイメージがこれでもか、これでもかとあふれ出ているパレスチナ。わたしたちの感性さえ試されているような気もする。そんななかでのかりそめの歓び。それをはたして歓びと呼んでいいものかさえ問われそうではある。行方不明の猫に出会っ
何でも金箔好きの金沢。金箔入りのソフトクリームを試したことはないけれど。そんな金沢で金箔入りのサイダーが売り出される。あれ、それがニュースになるの? 以前にハヤカワ・ポケット・ミステリーで読んだニック・ハーカウエイの「エンジェル・メイカー」
俗にインバウンドという。円安もあるしニホンへの興味は尽きないから増える一方。まるですでにニホンは観光立国化したような勢い。ニホンのTVはインバウンドのことをおもしろおかしく報じる。でもとりたてて目くじらをたてるようなものではない。ただそこから
ときどきマラソン朗読会なんてものが当地にある。なにかの記念の折りに読者が聴衆の前に立って当該の作品の一部を読み上げる。つまり読書愛の顕彰みたいなものか。でも「百年の孤独」なんて一日で終わるはずがない(笑)。「ドンキホーテ」なんてのもあったは
真っ直ぐ歩くのは好きではない。横道にそれ、知らないところを当てずっぽうに巡ってみたい。予想もしていないものに出会えるかもしれない。そんなことが外国ではしにくい。あちこちに危ないところがあり、現地に住んでいる人しか通じていないときもある。それ
巷はハロウイーンで揺れる。本来は当地は聖なる「お盆」であるからしてヤンキー崩れのハロウイーンは親の敵(かたき)。それでもね。。。ニホンも例外ではないと思うけど、仮装というコンセプトがすっかりコスプレと入れ替わってしまっている感じ。仮装をいう
地球人たちは、早くも地球の外のあっちこっちを指して、どこそこは自分のモノだと言いたがりたくてたまらないようだ。知れば知るほど宇宙の謎は深まるばかりなのに、そんなことを意識しているのはごく一部。もうたいていのことは分かっているといった顔のひ