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日記一覧

地下鉄のドラマー
2015年01月31日14:57

 わたしも自分で音楽聴いてても、地下鉄にミュージシャンの片鱗が乗ってくると礼儀だと思って耳を傾けることにしてます。 残念ながらたいていはひどい演奏なんですが。 メキシコシティーの地下鉄にて。No crees que esta bien atrevido? Asi es la realida

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胡瓜を切るロボット
2015年01月26日14:34

 先日、TVにて料理するロボットなるものを見た。 味はともかく便利か?  でも包丁をつかって胡瓜を切っているのを見て、ドキドキ。El otro dia en la TV, vi un robot que cocinaba, pero probaba cortar el pepino con el cuchillo.No crees que esta al

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 評判にたがわない傑作。 米国のさまざまなレベルでの暮らしを描き出すが、十二の短篇のどれもが独特の作品世界を築き、それが広くて深いものだから、読んだあと満ちたりた感覚につつまれる。 起承転結に従順なわけではなく、描かれていない世界へのいざな

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堀口大學と鈴木信太郎
2015年01月23日13:02

 昨日まで読んでいた本で、堀口大學と与謝野鉄幹・晶子夫婦とは大いなる友人関係にあったことを知った。 大學もはじめのころは邦語の和歌の創作に走っていたということである。 今日、読んでいた雑誌「ちくま」11月号には、仏文学者の鈴木道彦が父親の鈴

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 ニホン史の教科書を眺めればすぐわかることだが江戸幕府が終わるとき、外国はニホンに一方的な(片務的な)条約を押し付けてきた。 唯一の例外はメキシコで、互恵条約をニホンと最初に結んだ国として記憶される。 しかしながらそのときのメキシコの状態は

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 ホセ・ドノソの中編小説ふたつ「タラトゥタ」「パイプのある静物画」読み終える。 「タラトゥタ」は、ボルシェビキ、あるいはレーニンらを描き、かれらの財務系をつかさどっていたと思われるユダヤ系の男に焦点が絞られ、意外な事実が次々に明らかにされて

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 お昼ごろ、あるFM局に耳を傾けるとタマーヨ美術館の前からの実況であった。 美術館の前のひとたちに草間彌生展の入場券が手に入ったかどうかインタビューしていた。  今日で終わりということでこの週末、36時間続けて開館、さながらフィーバーを生んで

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石の加速
2015年01月18日14:23

丸くて、丸くてあまりに尖った石がポケットのなかで縄跳びをする。もうひとつのポケットではまるで煮えたぎっているかのような洗濯ばさみがぼくのあちこちをつまみ、それでいて爪先立ちの練習に余念がない。ほら、お蚕さまがあたまのてっぺん。足の裏には硫黄

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新学期のまえのひととき
2015年01月16日15:05

 来週から新学期なので皆で集まって懇親会のようなものをレストランにて開く。 わたしが頼んだのは牛肉のモレスープなるもの(ほんとは豚肉のを頼んだけど、牛が来た)。 もちろんおいしさは一品級。Antes de empezarse el bimestre proxima semana, nos r

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ひとはなぜ読むか
2015年01月16日14:31

 11チャンネルの毎週の青少年公開討論番組(Eテレみたいなもの)にて「読書は喜びのため、それとも強いられて?」とかいうテーマが扱われてたので覗いてみた。 それなりに当たり前の答えが出され、啓蒙番組としては価値があるものと思われるが、時間の制

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 .微妙な組み合わせのいわばオプティカルアート。 学校でちょっとした賞をもらったので(賞品は休日)うちにいることが多い。 はじめはシネテカへ通ったがもう大部分は見たので、せっせと運動しながら本を読んだり。 すると平日、運動公園などにはひと目

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世界の読み方
2015年01月14日14:11

 ホセ・ドノソの中篇小説「タラトゥタ」読み終わる。 ロシア革命のボルシェビキまたはレーニンの資金源と関わりのあるユダヤ人青年タラトゥタの周辺、およびその後をドノソが極私的に解き明かしていく。 ルポルタージュ風でありながらナラティヴの域に達し

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 骨董趣味に至った妹への土産(まだ先の話だが)に近所の日曜バザールで鉄製のアイロンを物色し三つ購入。 物がもう少ないからとまけてはもらえなくて、ちょっと高め。 保存状態も理想的。 三つで四キロ半と重さも本物。 ツーリスト向けのお店では倍以上

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 見た目にはすごくかわいくて、おしゃれで、花まで咲いてる。 気がついてみるとこんなことになってた。 いやはや、植物のたくましさにひとまず感嘆しておいたほうがいいのかな。 まあ、うちがジャングルにさえならなければ、垂直歌壇化には大賛成!

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本を読もうではないか
2015年01月08日14:19

 一人当たりの年間読書数が世界最低の国のひとつであるメキシコ(とりわけOECD諸国内)では、地下鉄内で読めるように小冊子(百五十頁弱)を設置して読書に親しんでもらおうと努める。 始まったのは2004年。 小冊子の発行部数は25万部。 原則として

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 メキシコのさまざまな種類の家族についての16の連作。 巻頭に、おなじくアンナ・カレーニナの有名すぎる冒頭の文句あり、つまりほんとはいろいろな幸せになれない家族があちこちにひしめいているということ。 それを丁寧に綴り分けていくフエンテスの筆

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中国の鮭
2015年01月05日16:07

 もうずっと前に出来ていたテスココ湖沿いのショッピングセンターに行ってはじめてそこのウオールマートに入った。 さすがに品物が豊富でびっくり、それに込んでいる。 わたしは生産国、製造国を見るのが趣味である。 冷凍の鮭をじっと見て驚いた。 なん

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(徳のあるお方は以下を読まないようにおねがいします) スペインの異端的映画監督であったペドロ・アルモドバルはひとを驚かせるような斬新なことを試みた。 初めのころの作品で、女優のビクトリア・アブリルが便器にまたがっているところはおおいにショッ

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 新年のご挨拶をば申し上げさせていただきます、はい。 休み中は一日も欠かさず走ってきたが、じつはいつも不安をかかえていたもの。 昨夜から、右足首が不調を訴え、今日のトレーニングは中止。 わたしの足は、古傷だとはいえるのだが、妙なときに急に痛

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