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日記一覧
- 読書紹介1482・「さよなら、私の嘘」
- 2015年12月30日10:52
●「さよなら、私の嘘」 ヒキタクニオ著 光文社 10年版 1800円 ＰＲ関連会社・十和�蝓塀�性が８割の女性優位会社）の総合職である主人公・美奈は34歳。ある日、社長の高辺に抗弁した制裁として、新会社の社長として十和を追い出されてしまう。十和は、リ
- 読書紹介1481・「吉祥の誘惑ーー採薬使佐平次３」
- 2015年12月26日14:40
●「吉祥の誘惑ーー採薬使佐平次３」 平谷美樹著 角川書店 13年版 1600円 ８代将軍徳川吉宗の時代。採薬使とは、全国の野山から薬草等を採集・研究する幕府の役人のこと。彼らは、吉宗と共に江戸にやってきた者で、吉宗から直接命令を受けて活動する間諜
- 読書紹介1480・「跪（ひざまず）き、道の声を聞け」
- 2015年12月23日13:49
●「跪（ひざまず）き、道の声を聞け」 ヒキタクニオ著 ＰＨＰ研究所 11年版 1700円 本書は冒頭、広域指定組織暴力団の十四会会長・今切（70代）が鮮やかな手口で誘拐されるところから始まる。主人公は、探偵・時園である。時園は、暴力団を顧客とする探
- 読書紹介1479・「秘伝『書く』技術」
- 2015年12月23日13:47
●「秘伝『書く』技術」 夢枕獏著 集英社インターナショナル 15年版 1100円 本書には、著者の「創作の現場」「創作の技術」「創作の継続」について、隠さずに書かれている。この中で、読者がマネできるのは「ワンカード・ワンアイディア」「365日、毎日
- 読書紹介1478・「焼印なき羊たち」
- 2015年12月23日13:46
●「焼印なき羊たち」 ヒキタクニオ著 講談社 11年版 1600円 本書は、マカオのカジノから現金46億円を盗み出す、という荒唐無稽な物語。これに集められた人々は、主人公の城ヶ崎（40代）、24歳の伊沢、70代の元消し屋（現・道具屋）の銀子とその孫の理智
- 読書紹介1477・「幻のマドリード通信」
- 2015年12月18日13:21
●「幻のマドリード通信」 逢坂剛著 文春ネスコ 03年版 1600円 逢坂氏のスペイン物が好きである。本書の５話の内、第１話の「幻のマドリード通信」のみが、スペイン内戦中の日本大使館内での話。共和国（政権をとっていた）内の派閥である、コミニスト、
- 読書紹介1476・「原宿団地物語」
- 2015年12月16日12:55
●「原宿団地物語」 ヒキタクニオ著 徳間書店 05年版 1800円 これまでヒキタ氏の本を４冊読んだが、いずれもヤクザ者が登場するハードボイルドな小説ばかりであった。今回のは、73歳の小曽根さんが主人公。暇な小曽根さんは、毎日、団地の周りを箒で掃い
- 読書紹介1475・「天動説（二）−−蝦夷伝奇編」
- 2015年12月15日12:51
「天動説（二）−−蝦夷伝奇編」 山田正紀著 角川書店 88年版 700円 ２巻では、天保の世に蝦夷地からサタン（正体は吸血鬼）がやって来て、江戸で怪異な事件をおこさせたこと。サタンの配下には甲賀の忍者が付き、江戸の夜の世界（昼は将軍の世）でサタ
- 読書紹介1474・「裸色の月」
- 2015年12月12日08:47
●「裸色の月」 ヒキタクニオ著 講談社 13年版 1750円 消し屋シリーズ３作目。今回の依頼は、新興宗教団体・真々教の教祖の「一部を消す」こと。つまり、殺すのではない。主人公の今回の名前は、新しい戸籍で省吾となっている。舞台は、富士山の麓の本栖
- 読書紹介1473・「消し屋A」
- 2015年12月10日13:15
●「消し屋A」 ヒキタクニオ著 講談社 03年版 1762円 消し屋シリーズ１作目。今回は博多が舞台。舞い込んだ依頼は殺しではなく、福岡ドームを根拠地にする球団の捕手・真壁を、試合中に自発的に試合放棄させること。自発的なので、脅迫などは厳禁であっ
- 読書紹介1472・「遠くて浅い海」
- 2015年12月05日13:15
●「遠くて浅い海」 ヒキタクニオ著 講談社 05年版 1714円 消し屋シリーズ２作目。本書の主人公・将司は、消し屋という殺し屋である。一滴の血も流さず、遺体も跡形もなく消してしまうことから、この名が付いた。本書の舞台は沖縄で、依頼は「自殺させて
- 読書紹介1471・「天動説（一）−−江戸幻想編」
- 2015年12月05日12:19
●「天動説（一）−−江戸幻想編」 山田正紀著 角川書店 88年版 680円 時は天保の頃。江戸では奇怪な事件が相次ぐ。船頭ら全員が死んでいた千石船が品川沖に漂流したり、死んだはずの町娘が夜道を出歩いていたりしたのだ。そして、これらの周りには得体
- 読書紹介1470・「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」
- 2015年12月03日14:02
●「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」 法月綸太郎著 講談社 15年版 1500円 シリージ２作目。「あるべきものを、あるべき場所に」をモットーにする怪盗グリフィンが主人公。本書では、トロッターというＳＦ作家の未発表の遺作が発見されたこと。しかし
- 読書紹介1469・「カエサル! 下]
- 2015年12月03日12:03
●「カエサル! 下」マックス・ガロ著 扶桑社 06年版 838円 カエサルのガリア征服行は5年の歳月を要した。なかでも1番の難敵は、カエサルのガリア入りでいち早く帰順した部族長の息子で、ローマ軍の1兵士としてローマの戦法を学びとったウェルキンゲトリ
