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日記一覧
- 読書紹介1559・「ギリシア人の物語�機次写閏臉�のはじまり」
- 2016年07月30日12:44
●「ギリシア人の物語�機次写閏臉�のはじまり」 塩野七生著 新潮社 15年版 2800円 紀元前8世紀頃から、ギリシア各地には都市国家（ポリス）が成立していく。その数は、最終的には300以上となる。それは、ギリシア人の植民活動が活発化し、現在のトルコ領
- 読書紹介1558・「山河寂寥 下ーーある女官の生涯」
- 2016年07月30日12:42
●「山河寂寥 下ーーある女官の生涯」 杉本苑子著 岩波書店 99年版 1800円 上巻は、「策を用いて1人1人、政敵をたおし、浮上していく快感は、どんな愉楽にも替えがたい」とした、太政大臣・藤原良房の死で終わった。後を継いだのは、良房の養子・基経（
- 読書紹介1557・「顔師・連太郎と五つの謎」
- 2016年07月22日13:01
●「顔師・連太郎と五つの謎」 皆川博子著 中央公論社 89年版 1300円 顔師という、珍しい職業を眼にしたので読んだ本。顔師とは、邦舞の舞台化粧の専門家のこと。その数は減る一方で、1番多い東京でも14、5人しかいない貴重な職人のことである。 主人公
- 読書紹介1556・「『電脳マジョガリ』狩り」
- 2016年07月20日12:08
●「『電脳マジョガリ』狩り」 向井湘吾著 中央公論新社 16年版 1600円 ネット上に「マジョガリ」と称して、個人の写真や経歴・電話番号などあらゆる個人情報を公開して、「死ね」などと罵倒する匿名の集団がいる。本書は、苛めの被害者でありながら加害
- 読書紹介1555・「山河寂寥（せきりょう）上」
- 2016年07月15日13:51
●「山河寂寥（せきりょう）上」 杉本苑子著 岩波書店 99年版 1800円 著者の本では、20年程前に「穢土荘厳」という聖武天皇の東大寺や各国の国分寺・尼寺の造営を描いた本が印象的であった。今回は、その時代より後の清和天皇（在位858〜876）の時代に、
- 読書紹介1554・「東京新大橋雨中図」
- 2016年07月15日13:48
●「東京新大橋雨中図」 杉本章子著 新人物往来社 88年版 1300円 本編の主人公は、小林清親（1847〜1915）。米蔵役人だった清親は、幕末に慶喜に従って大坂まで行ったが、幕府軍の敗戦で江戸に戻ってきら。そこで明治となり、徳川宗家に従って母を連れて
- 読書紹介1553・「東京バンドワゴン」
- 2016年07月10日10:07
●「東京バンドワゴン」 小路幸也著 集英社 06年版 1800円 東京バンドワゴンというのは、明治から三代続く古書店のこと。主人は、79歳の堀田勘一。堀田家は4世代8人が集う大所帯。堀田家は古書店と喫茶店を営んでいる古書店の方は勘一と、フリーライター
- 読書紹介1552・「東京影同心」
- 2016年07月10日10:06
●「東京影同心」 杉本章子著 講談社 10年版 1600円 主人公の金子弥一郎は、南町奉行所同心の父の後を継いで同心となった。妻は、初産の時に子と一緒に亡くなり、母も後を追うように亡くなり弥一郎は1人となった。程なくして明治維新となったが、奉行所
- 読書紹介1551・「統ばる島」
- 2016年07月10日10:05
●「統ばる島」 池上永一著 ポプラ社 11年版 1500円 本書は、八重山諸島の8つの島の神と人との交流物語。 第3話「小浜島」では、今は廃れてしまった先祖の洗骨の話。照子は島に嫁いできて30年が経つ。4人の子供たちは皆、島を離れていた。ある日照子は
- 読書紹介1550・「赤毛のアンナ」
- 2016年07月05日10:16
●「赤毛のアンナ」 真保裕一著 徳間書店 16年版 1600円 25歳の志場崎安那（アンナ）が、人を刺して逮捕された。この物語は、頑なに弁護士の接見さえ拒み続けたアンナが、やがて接見も彼女のことを心配する友人たちとの面会も認めるようになる１週間の出
- 読書紹介1549・「フイヤン派の野望ーー小説フランス革命6」
- 2016年07月03日08:20
●「フイヤン派の野望ーー小説フランス革命6」 佐藤賢一著 集英社 10年版 1500円 6巻の主人公は、憲法制定議会の議員ロベスピエールである。彼は、「革命のライオン」ミラボーの取り巻きの1人だった。それまでの彼は、学校はトップで卒業し田舎で弁護士
