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日記一覧

●「罠に掛かった小鳥」 フランク・パリッシュ著 早川書房 89年版 880円 ダン・マレット・シリーズの4。このシリーズの日本語訳最終話(英語では7話まである)。本書では、主人公のダン(密猟者でコソ泥)の住む田舎町にアメリカ人旅行者のハリーが、従

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読書紹介2348●「周公旦
2023年11月21日14:02

●「周公旦」 酒見賢一著 文芸春秋 99年版 1333円 酒見賢一が亡くなったとの報道に接し、探してきた本。周公旦とは、殷(〜前11世紀)・周(前11世紀〜前256年)革命を志した父・文王の4男である。志半ばで没した文王の後を継いで、2男・武王が革命を成

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●「暗闇に落し穴」 フランク・パリッシュ著 早川書房 1982年版 620円 ダン・マレット・シリーズの3。狩猟シーズンを間近にして、ダンは宿敵の猟場番人エドガー老人が出かけることを知る。深夜にコップの森に侵入したダンは、40もの鳥の罠を仕掛ける。そ

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●「蜜蜂の罠」 フランク・パリッシュ著 早川書房 1979年版 640円 ダン・マレット・シリーズの1では、主人公のダンの地元の農場経営者が企んだ犯罪を機知で暴いた。シリーズ2では、ロンドンからやって来た富豪の紳士が、力ずくで牧場(今は経営をやめて

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●「優雅な密猟者」 フランク・パリッシュ著 早川書房 1979年版 640円 ダン・マレット・シリーズの1。主人公のダンは、母の希望に沿うようにとイギリスの学校で優秀な成績を得て銀行員となった。幹部候補のエリートだったが、10年たってドロップ・アウト

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●「嵐の地平」 C・j・ボックス著 創元推理文庫 22年版 1260円 猟区管理官シリーズ14。今回のシリーズは、これまでと赴きが変わっていた。主人公ジョーの盟友で鷹匠のネイトが、FBIから釈放されるのだ。ただし、手足にGPSの器具を装着されて。 これは

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●「越境者」 C・j・ボックス著 創元推理文庫 21年版 1300円 猟区管理官シリーズ13。本書では、ジョーの盟友ネイトが一線を越え、暗殺組織の工作員の一員となった。一方ジョーは、州知事ルーロンの計らいで猟区管理官に再び就任した。ルーロンの「カウ

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●「発火点」 C・j・ボックス著 創元推理文庫 20年版 1300円 猟区管理官シリーズ12。本書のテーマは、官僚組織の権力を使った横暴である。この物語の前提は実際にあった事実に基づいている。 仕事中に、娘ルーシーの友人の父親ブッチと出会ったジョー

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●「鷹の王」 C・j・ボックス著 講談社文庫 18年版 1100円 猟区管理官シリーズ11。本書の主人公は、いつも脇役だったジョーの盟友ネイトである。狙ってくる敵と、敢然と戦うシリーズとなる。ネイトがどんな人生を送ってきたのか。なぜ狙われるはめにな

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