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日記一覧

●「縄文人からの伝言」 岡村道雄著 集英社新書 14年版 720円 氷河時代の日本列島に最初に住み着き、遊動生活を送っていた旧石器時代の私たちの祖先たち。1万5000年前に地球規模の急激な温暖化が始まり、日本列島は現在の自然環境・地形・気候風土に近づ

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●「ヒラノ教授の青春9」 今野浩著 青土社 14年版 1500円 東大生時代は、鳴かず飛ばずだったヒラノ青年が、民間の「電力中央研究所」に入社したことによって、幸福なことに新設された「海外留学制度」によって、アメリカのスタンフォード大学に留学。そ

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●「ヒラノ教授の線形計画法物語8」 今野浩著 岩波書店 14年版 1600円 線形計画法とは、数学を実際社会に応用した数理工学の精髄のこと。つまり、数理的手法を使って、企業や組織の経営にかかわる「最適化問題」を扱う学問である。その発祥は、第2次世界

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●「草薙の剣(つるぎ)」 橋本治著 新潮社 18年版 1700円 草薙の剣とは、ヤマトタケルのミコトが野で火攻めに会い、「向火の法」を使うため草を薙いで、その草に火を点け迎え撃ったという神話に由来する。 本書は、戦前から平成の終わりにかけての、日

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●「工学部ヒラノ名誉教授の告白7」 今野浩著 青土社 13年版 1500円 副題は「エンジニアが『物書き』になったワケ」である。最大の理由は、文系集団と理工系集団の橋渡しであった。文系集団は、理工系集団のことを知らないし関心がない。「エンジニアは

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●「工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行6」 今野浩著 新潮社 13年版 1500円 少年時代は、年間100本のアメリカ映画を観ていたヒラノ少年の脳は、50%アメリカ人・50%日本人だった。その後、修士課程を出て「電力中央研究所」に就職したヒラノ青年は、折

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●「小暮写眞館」 宮部みゆき著 講談社 10年版 1900円 主人公は高校生の花菱英一。家族は、父母と10歳下の弟・光。小暮写眞館は父が買った古家。面白いからと、スタジオも看板もそのままにして一家の住処となったのだ。ある日、乱暴な女子高生がやって来

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●「龍は眠る」 宮部みゆき著 出版芸術社 91年版 1500円 人やモノの記憶がわかる超能力者の、孤独と苦しみを描いた本。主人公は、高1の慎司と20歳の直也。狂言回しが、新聞社系の雑誌「アロー」の記者・高坂。 台風の日、高坂はずぶ濡れの慎司を車で拾

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●「工学部ヒラノ助教授と7人の天才 5」 今野浩著 青土社 13年版 1500円 本書は、ヒラノ教授が出会った7人の天才たち。教授・助教授・助手という同僚たちのことが書かれている。面白かったのは、数学者の能力は40歳まで、エンジニアは55歳までで枯渇し

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