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日記一覧

●「隣はシリアルキラー(猟奇殺人者)」 中山七里著 集英社 20年版 1600円 主人公の神足は、金属メッキ会社で働いている。神足は寮で寝ていた深夜2時に、隣室のシャワー音で目覚める。隣には中国の技能実習生・徐が住んでいる。音はシャワー音だけでは

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●「日本の身体」 内田樹著 新潮社 14年版 1500円 本書は、日本人には日本人固有の身体観があり、それに基づく固有の身体技法があるという仮説(著者の)を検証するために、12人の各分野の達人たちとの対談を纏めた本。これには、茶道家、能楽師、合気道

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●「悪徳の輪舞曲(ロンド)」 中山七里著 講談社 18年版 1600円 御子柴礼司シリーズの第4弾。今回は、御子柴の母が再婚した夫(75)を自殺に見せかけ殺したと逮捕されたのだ。唯一の物的証拠は、首を絞めたロープに、母・郁美の皮膚片がついていたこと

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●「夜がどれほど暗くても」 中山七里著 角川春樹事務所 20年版 1600円 「週間春潮」副編集長の志賀は、「出版の世界は売れたもの勝ち」とアイドルや有名人の不倫やスキャンダルを売る仕事に誇りを持った仕事人間だった。その志賀に警察から連絡が。1人

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●「日本人の身体」 安田登著 ちくま新書 14年版 820円 古い日本語では、生きている身体は「み(身)」と呼ばれ、それは心と魂と一体のものであった。それで「からだ」という言葉は、死体という意味であった。やがて、生きている身体が「からだ」と呼ば

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●「白川静読本」 平凡社編 平凡社 10年版 1400円 本書は、白川静について47人の著名人が書いたモノを収録した本。それによって、白川静の業績の全体像が明らかにされている。 白川の甲骨文(20世紀半ばに発見)や金文の、数十年にわたる構造的解読によ

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●「TAS特別師弟捜査員」 中山七里著 集英社 18年版 1600円 私立高校の演劇部部長で、成績も良く見目麗しい高2の雨宮楓が、音楽室の窓から落下して亡くなる。楓は学校中のアイドルだった。これは自殺か事故か、または殺人か。警察がやって来て、楓のク

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●「人面瘡探偵」 中山七里著 小学館 19年版 1600円 本書の主人公は、〈古畑相続鑑定〉の鑑定士・三津木。今回の依頼主は、信州随一の山林王と呼ばれた本城家。本城家は、古くから豪商として近郷近在に権勢をふるった一族であり、昭和30年代後半の建築ラ

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●「翼がなくても」 中山七里著 双葉社 17年版 1600円  御子柴礼司が脇役で登場する。今回の主人公は、陸上200m走の市ノ瀬沙良(19〜20)。沙良は、なんとかしてオリンピック選手候補になるべく実業団陸上部で頑張っていた。合宿が始まるので、実家に帰

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●「恩讐の鎮魂曲(レイクエム)」 中山七里著 講談社 16年版 1600円 御子柴礼司シリーズの第3弾。今回は、医療少年院時代の恩師で指導教官・稲見(75・両足が悪く車椅子)が、入所していた特別養護老人ホームの介護士・栃野(46)を殺した事件の弁護。

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●「追憶の夜想曲(ノクターン)」 中山七里著 講談社 13年版 1600円 御子柴礼司シリーズの第2弾。今回は、夫殺しを自白している主婦の控訴審が舞台。被告側の控訴理由は、1審での量刑が重過ぎるというもの。この記事を読んだ御子柴は、1審の弁護士に面

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●「贖罪(しょくざい)の奏鳴曲(ソナタ)」 中山七里著 講談社 11年版 1600円 本書は、悪辣弁護士・御子柴礼司シリーズの始めである。御子柴が14歳で、4歳の幼児を殺し、その死体をバラバラにして各地に届けるーー通称「死体配達人」の少年時代である

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●「嗤う淑女」 中山七里著 実業之日本社 15年版 1600円 本書は、稀代の悪女・蒲生美智留の物語。美智留は12歳の時、従姉妹の野々宮恭子の学校に転校してきた。美智留の父は3年前に自営業を倒産させ、貧乏を嫌った母(恭子の母の姉妹)は男と逃げた。 

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●「どこかでべートーヴェン」 中山七里著 宝島社 16年版 1480円 本書は、ショパン・コンクールでの岬洋介(27)の演奏が世界に実況された10年前、高校2年の洋介の時代に遡る。岐阜県の田舎町の新設高校に、洋介は転校したのだ。 本書の語り部は、洋介

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●「笑え、シャイロック」 中里七里著 角川書店 19年版 1600円 シャイロックとは、「ヴェニスの商人」のユダヤの金貸しのこと。本書は、大手銀行の債権回収係(渉外部)である山賀が殺され、山賀の部下である結城(主人公)が、その跡を継ぐという物語。

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●「いつまでもショパン」 中里七里著 宝物社文庫 14年版 640円 司法修習生だった岬洋介が、研修所を退所して4年。ショパン・コンクールに出場するためポーランドに向かったのは27歳の時。ところが、当時のポーランドではアルカイダのテロが続発していた

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