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日記一覧
- 読書紹介1815●「二千七百の夏と冬 下」
- 2019年04月28日12:25
●「二千七百の夏と冬 下」 萩原浩著 双葉社 14年版 1300円 古人骨の発掘がなおすすむと、人骨がもう1つ出てきた。こちらは15~16歳の女の骨で、渡来系弥生人の人骨だった。2人は、手を握り合って死んでいたのだ。しかも女性には、小さな妊娠痕があった。
- 読書紹介1814●「二千七百の夏と冬 上」
- 2019年04月28日12:24
●「二千七百の夏と冬 上」 萩原浩著 双葉社 14年版 1300円 2011年の現在の、地方支局新聞の記者・香椰は、古人骨の発掘現場を取材していた。その人骨は、2700年前の縄文人の人骨であった。年は16~17歳の男で、手には稲を握っていたのだ。 本書は、香椰
- 読書紹介1813●「悪党の裔 下」
- 2019年04月23日18:12
●「悪党の裔 下」 北方謙三著 中央公論社 95年版 480円 悪党とは、鎌倉中期以降の反幕府、反荘領主的な武装集団のことで、“悪”には「強き」「猛（たけ）き」の意が含まれている。 円心の六波羅攻めは失敗に終わる。その円心の軍を撃つため、幕府は足
- 読書紹介1812●「悪党の裔 上」
- 2019年04月21日12:58
●「悪党の裔 上」 北方謙三著 中央公論社 95年版 560円 本書は、太平記の楠木正成と同時代人の赤松円心（50歳）が主人公。播磨の悪党（影で、公儀が集めた年貢を強奪したりの）の首魁である円心には、大きな夢があった。おのが手で天下を決したい（鎌倉
- 読書紹介1811●「バックストリート」
- 2019年04月16日13:09
●「バックストリート」 逢坂剛著 毎日新聞社 13年版 1900円 本書を一言で云うなら、「フラメンコ」のウンチク本。フラメンコの踊りのことだけではなく、フラメンコギターのウンチクもちりばめられている。主人公は、現代調査研究所（1人しかいない）と
- 読書紹介1810●「襲来 下」
- 2019年04月14日11:53
●「襲来 下」 帚木蓬生著 講談社 18年版 1600円 見助が対馬に着いた年齢は、22歳。それから２度の元寇を経験するのだが、その間に20年の歳月を費やすことになる。見助から日蓮への報告（手紙）は、半年かかって届く。だから、日蓮は半年遅れの報告を受
- 読書紹介1809●「桓武天皇」
- 2019年04月08日15:37
●「桓武天皇」 三田誠広著 作品社 04年版 1600円 桓武は、平城京（奈良）を廃して平安京（京都）を造営したが、その理由を知りたくて読んだ本。そもそも桓武は、それまで続いていた天武系の天皇（聖武と子の考謙＝称徳女皇）の後継が絶えたことによっ
- 読書紹介1808●「異教の隣人」
- 2019年04月04日15:55
●「異教の隣人」 釈徹宗＋毎日新聞取材班著 晶文社 18年版 1650円 異教の隣人とは、来日している外国人の宗教・文化・アイデンティティーを、私たちがどう理解しているのか、を問う存在である。釈氏の意図は、主にイスラム教にそそがれていたが、実際に
- 読書紹介1807●「秘伝・日本史解読術」
- 2019年04月03日18:04
●「秘伝・日本史解読術」 荒山徹著 新潮社 17年版 800円 縄文時代から幕末までの日本史の流れを辿っているのであるが、ときに中国史・朝鮮史をまじえている。 � 峭睥錣牢畋欧旅颪任呂覆ぁ廚任蓮■汗さ�に日本列島から朝鮮半島への出兵（半島南部に加
- 読書紹介1806●「水と人類の1万年史」
- 2019年04月01日10:35
●「水と人類の1万年史」 ブライアン・フェイガン著 河出書房新社 12年版 2800円 人類にとって水は「生命としての水」であり、神からの慈悲深い賜物であった。水への崇拝は、各地の神話のなかに残されている。農業の開始とともに灌漑が始まるが、それは
