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日記一覧
- 読書紹介1918●「粗忽長屋の殺人」
- 2020年04月20日10:34
●「粗忽長屋の殺人」 河合莞爾著 光文社 15年版 1500円 主な登場人物は、長屋のご隠居、植木屋の熊さん、大工の八っつぁんである。ここでは、ご隠居が「安楽椅子探偵」の役割で、熊さん、八っつぁんがその助手役である。本書では、落語の落ちが終わった
- 読書紹介1917●「女學生奇譚」
- 2020年04月20日10:33
●「女學生奇譚」 川瀬七緒著 徳間書店 16年版 1600円 カルト雑誌の記者・八坂（34）が主人公。八坂はウルバッハ・ビーテ病である。先天的な染色体異常で、脳の扁桃体が変性していて、恐怖を感じる回路がない。恐いという感覚がわからないだけではなく、
- 読書紹介1916●「デッドマン」
- 2020年04月12日09:23
●「デッドマン」 河合莞爾著 角川書店 12年版 1400円 本書は、鏑木特捜班が結成されるシリーズ1にあたる。デッドマンとは、「死んだ男」という意味。主人公は、鏑木班長である。 本書は、6つの猟奇殺人を描いている。第1の殺人は、浴槽に若い男の全裸
- 読書紹介1915●「なぜ世界存在しないのかは」
- 2020年04月12日09:19
●「なぜ世界存在しないのかは」 マルクス・ガブリエル著 講談社 18年版 1850円 わたしたちは、世界と宇宙を同一に考えがちだ。宇宙を考えると、人間存在など素粒子のひと粒ほどに見え、無に等しい存在に思えてしまう。すなわち、虚無感に襲われるのだ。
- 読書紹介1914●「海の十字架」
- 2020年04月05日09:56
●「海の十字架」 阿部龍太郎著 文芸春秋 20年版 1400円 本書は、戦国大名で初めてのキリスタン大名・大村純忠を扱っている。キリスタンになったキッカケは、それまでポルトガル船の寄港地だった平戸で宗教騒乱が起こったこと。それは生糸をめぐって、ポ
- 読書紹介1913●「ドラゴンフライ」
- 2020年04月05日09:55
●「ドラゴンフライ」 河合莞爾著 角川書店 13年版 1600円 本書は、「タンデライオン」の1年前の事件を扱っている。主人公は、警視庁捜査一課の鏑木班の4名。鏑木、正木、姫野、それに科学警察研究所のプロファイリングの澤田である。 多摩川河川敷に、
- 読書紹介1912●「タンデライオン」
- 2020年04月02日12:38
●「タンデライオン」 河合莞爾著 角川書店 14年版 1600円 タンデライオンとは、英語でタンポポを指す言葉。意味はライオンの歯、あるいは獅子の牙である。本書は、1988年頃の環境保護活動をしていた大学生が、50年代に生まれた新左翼・極左暴力集団の介
- 読書紹介1911●「サピエンス日本上陸ーー3万年前の大航海」
- 2020年04月02日12:29
●「サピエンス日本上陸ーー3万年前の大航海」 海部陽介著 講談社 20年版 1800円 日本列島にホモ・サピエンスが上陸したのは、3万8000年前以降である。それは、旧石器時代の遺跡がその頃から急増したことで知られる。そのルートは、�‖舂Δ�ら朝鮮半島経
