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日記一覧

●「大日本サムライガール7」 至道流星著 星海社 14年版 1300円 主人公の日毬はまだ10代にして、7万人も党員を抱える右翼政治団体・日本大志会の総帥である。尊皇革命のため、政治の頂点(独裁者)に立つためアイドルとなった。その日毬を見出し、「ひま

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●「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下」 塩野七生著 新潮社 13年版 2400円 下巻は、44歳から亡くなる56歳までの12年間が描かれる。下巻では、ローマ法王がフリードリッヒの法治化に対抗してあの悪名高い「異端裁判所」を設立したこと。それほどの危機感

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●「皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上」 塩野七生著 新潮社 13年版 2400円 皇帝フリードリッヒ二世といえば、第6次十字軍(中世では、十字軍派遣は皇帝の家業であった)に際し外交交渉でイスラム側からイェルサレムを譲渡させた人物として記憶していた

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●「賢帝と逆臣とーー小説・三藩の乱」 小前亮著 講談社 14年版 1800円 賢帝とは、清の2代皇帝・康熙帝のことである。康熙帝を扱った小説を読むのは始めてだったのでとても嬉しい。康熙帝は、父親の順治帝が24歳で崩御したため、8歳で帝位についた。も

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●「大阪アースダイバー」 中沢新一編著著 講談社 12年版 1900円 本書は、大阪に関する驚愕すべき本である。2000年前、生駒山の裾野から広がる大阪平野は、河内湖の底にあった。当時からあったのは上野台地だけで、その後、淀川と大和川が運んだ土砂によ

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●「吉本隆明の経済学」 中沢新一編著著 筑摩書房 14年版 1800円 吉本隆明がこれまで語ってきたこと、書いてきたこと(思考)の中に、独自の「経済学」の体系が存在することを発見した中沢が、それを体系化してみせたのが本書。 それはマルクスやケイン

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●「泣き虫弱虫諸葛孔明 第4部」 酒見賢一著 文芸春秋 14年版 2200円 第4部は、劉備が荊州を呉の孫権から預かり(実質は占有)蜀に攻め入って蜀漢を建国。その後、呉の陸遜・呂蒙によって荊州を奪われる。その時に、関羽が殺されてたこと。関羽の復讐戦

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●「三国志読本」 宮城谷昌光著 文芸春秋 14年版 1500円 著者の「三国志」(全12巻)を始め、宮城谷の創作余話と対談(11人)を収めた本。対談では、水上勉や井上ひさし、五木寛之など同じ作家同士の対談は含蓄があって心に沁みた。なかでも、古代漢字研

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