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日記一覧

●「影桜、咲かせやしょうーー贋屋十四郎」 ヒキタクニオ著 徳間書店 11年版 1700円 ヒキタ氏の時代小説を初めて手にした。主人公の十四郎は、武士から浪士(浪人)となった。そこで始めたのが贋屋である。贋の往来手形から藩札、名刀から「仇討願書」、

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●「俺、リフレ」 ヒキタクニオ著 角川書店 09年版 1900円 本書の主人公は、スウェーデン産の大型冷蔵庫である。主人の伊作が、「見た目の格好良さ」で買ったものだ。伊作は作家で、妻の悦ちゃんはイラストレータ。44歳の伊作と29歳の悦ちゃんが、結婚し

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●「東日流(つがる)府の台頭ーー風の王国4」 平谷美樹著 角川春樹事務所 12年版 705円 4巻では、明秀らつがる軍が遼東半島南部の5城を攻め落として「つがる府」(渤海とは敵対していることにして)を樹立した。一方、渤海の北方に住む靺鞨諸族に対

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●「東日流の御霊使ーー風の王国3」 平谷美樹著 角川春樹事務所 12年版 686円 3巻では、つがる兵千人を従えた明秀たちが遼東半島南部(高句麗滅亡後、渤海の領地となったが、統治されずそのまま放置されていた)に入り、遼東つがる府を築く。ここでは、

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●「契丹帝国の野望ーー風の王国2」 平谷美樹著 角川春樹事務所 12年版 667円 本書の1巻の最後に、契丹のスパイ狩りに狼が使われ、敢州麗津の北の洞窟に潜伏していたスパイが壊滅する。その際、斬られた狼を救った明秀は狼から主人と慕われることとな

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●「落日の渤海ーー風の王国1」 平谷美樹著 角川春樹事務所 12年版 667円 本書は、渤海国(698〜926)の滅亡を描いた本。これまで、渤海国のことを小説にした本を読んだことがなかったので、迷わず借りた本。10巻まである。渤海国は、現在の北朝鮮全部

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●「街場の憂国会議ーー日本はこれからどうなるのか」 内田樹編(他8名) 晶文社 14年版 1600円 本書は、もともとは孫崎享(そんざきうける・元外務省国際情報局長)氏の講演取材をまとめるために読んだ本。孫崎氏の「戦後最も危険な政権ーー安倍政権研

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●「上を向いて歩こう」 ヒキタクニオ著 講談社 08年版 1700円 ヒキタ氏のこういう作品が好きである。本書のテーマは「父親」。神代の時代から、男は「会社に行って給料を貰って、それを家庭に入れる。子供が産まれて、男が働いたお金で子供が育って行く

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●「将軍の象ーー採薬使佐平次2」 平谷美樹著 角川書店 13年版 1500円 将軍吉宗が、江戸城で象の薀蓄(本を読んでの)を語ったことで、吉宗の機嫌取りで老中の一部が象の購入を中国人にしたことから、この物語は始まる。吉宗は将軍就任以来、倹約を奨励

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