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日記一覧

●「子規365日」 夏井いつき著 朝日新聞社出版 08年版 760円 「子規おりおり」の新聞連載を本にしたもの。子規の1月1日から12月31日までの俳句に対し、その当時の子規の様子や社会の様子、また、この句に対しての著者の想い出などが交互に書かれている

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●「玉依姫」 阿部智里著 文芸春秋 16年版 1500円 八咫烏シリーズの五作目。本編は、外伝にあたる。主人公は、高校生の志帆。自分のことを顧みず、人のことを心配する一途な女の子。幼い時に両親を交通事故で失い、祖母に育てられている。祖母と母の故郷

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●「夏井いつきのスパイシーママ」 夏井いつき著 愛媛新聞社 05年版 1600円 俳句に親しもうとして、テレビで活躍している著者の本を探した。本書は、愛媛新聞に著者が連載したものを本にしたもの。本書で強調していることは、俳句を教養として学ぶのでは

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●「詩あきんど其角」 別所真紀子著 幻戯書房 16年版 2400円 俳句をやりだしたので、目にとまった本。其角は、14歳で芭蕉の門を叩いた。それから、元禄の赤穂浪士の討ち入りの後の47歳までの生涯が描かれている本。 藩医の長男として江戸で生まれた其角

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●「戦国海商伝 下」 陳舜臣著 講談社 90年版 1550円 明朝は北はモンゴ族の侵寇、南は倭寇の侵寇に悩まされていた。いわゆる北虜南倭である。しかし北京の朝廷にとっては、モンゴ族の侵寇こそ重大問題であった。そこで、明朝に滅ぼされた3つのグループ

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●「戦国海商伝 上」 陳舜臣著 講談社 90年版 1550円 久しぶりに陳舜臣の本を読んだ。本書は、明の嘉靖期(1522〜1566)の倭寇が頂点に達する頃の物語。倭寇といっても、主力は日本人ではない。8:2で中国人の方が多いのである。 上巻では、ポルトガ

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●「鳩摩羅什(くらまじゅう)−−法華経の来た道」 立松和平or横松心平著 俊成出版社 17年版 2500円 本書では鳩摩羅什(344〜413)の一生と、幼い頃に腎結核に罹り「引きこもり」となった20歳の幹夫の再生への道のりを交互に描いている。幹夫は、鳩摩羅

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●「天子蒙塵1巻」 浅田次郎著 講談社 16年版 1600円 蒼穹の昴シリーズの第5部の第1巻。この1巻は、「王女の離婚」がテーマ。語りは、ラストエンペラー溥儀の淑妃ウェンシウ。ウェンシウは14歳で溥儀の第2夫人となった。第1夫人の皇后ワンロンと溥

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