mixiユーザー(id:2810648)

日記一覧

●「虚構の殺人者」 今野敏著 ハルキ文庫 06年版 680円 東京ベイエリア分署シリーズの2。テレビ局プロヂューサーの死体が発見された。管轄は三田署だが、湾岸の臨海地区の事件は全てベイエリア分署も助っ人として管轄することから、安積たちも駆けつける

続きを読む

●「硝子の殺人者」 今野敏著 ハルキ文庫 06年版 680円 本書は91年に刊行された、東京ベイエリア分署シリーズの3である。本書で、このシリーズは一時終了する。それは、ベイエリアでの東京副都心構想が頓挫するという現実のため、小説での分署の存在が

続きを読む

●「二重標的」 今野敏著 ハルキ文庫 06年版 680円 東京ベイエリア分署シリーズ1。本書が書かれたのは1988年。まだ、お台場にテレビ局が移転する前のこと。だから、安積班シリーズの始まりは本書が最初になる。埋立地に副都心計画が起ち上げ、事件に対処

続きを読む

●「フランス革命の女たち」 池田理代子著 新潮社 85年版 1400円 本書は、フランス革命を準備した啓蒙思想を普及させた女たち、革命下の女たち、そしてナポレオン帝政下の女たちの活躍と、その悲劇を描いている。その18世紀の時代とは、女は家事をやり、

続きを読む

●「時空(とき)の巫女」 今野敏著 ハルキ文庫 99年版 552円 本書は、新人タレント発掘を依頼された飯島(50歳)が、彼のイメージの「清楚で可憐、しかも妖艶。そして最大のポイントは神秘(神聖)」なタレント探しをするところから始まる。 そして、

続きを読む

●「夕暴雨」 今野敏著 ハルキ文庫 12年版 629円 東京湾臨海署安積班シリーズ5。今回は、臨海署がこれまでのプレハブ2階建てから新築7階建てになり、近所の水上署と合併したこと。強行班は第2係ができ、本庁から相楽警部補が来て班長となったことか

続きを読む

●「ヒポクラテスの悔恨」 中山七里著 祥伝社 21年版 1600円 このシリーズの第4弾。浦和医大法医学教室の光崎教授がテレビに出るというので、准教授のキャシーと助教の真琴は心配でならない。なぜなら、光崎は他人に合わせることはせず、自分の信念だけ

続きを読む

●「化学探偵Mr.キュリー 10」 喜多喜久著 中公文庫 21年版 660円 このシリーズも10回目となった。そろそろ終わりそうである。つまり、主人公の沖野准教授と相棒である大学庶務課員の舞衣との恋愛感情が進展する必要がある。本書では、その進展が描

続きを読む

●「花水木」 今野敏著 ハルキ文庫 09年版 552円 東京湾臨海署安積班シリーズ4。今回は、臨海署の刑事たち(5人)の日々を綴った5編。事件ではなく、バーでのやりとりを扱った1編もある。 第1話「花水木」では、若者(男女アベック2組)の喧嘩があり、

続きを読む

●「半夏生(はんげしょう)」 今野敏著 ハルキ文庫 09年版 590円 東京湾臨海署安積班シリーズ3。1つの事件だけ扱ってている。半夏生とは夏至から11日目にあたる日で、もっとも雨が多い時期のこと。この日は天から毒素が降るといわれ、その毒気に人々が

続きを読む