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日記一覧
- 読書紹介1680・「還暦探偵」
- 2017年10月23日10:12
●「還暦探偵」 藤田宜永著 新潮社 10年版 1500円 本書には、定年前後の男性を主人公にした6編の物語が収められている。「還暦探偵」では、幼馴染の定年退職者の２人の男が、ある日、同級生の光子に出会う。そこで、光子の夫（会社社長を娘婿に譲って会
- 読書紹介1679・「エンブリオ 上」
- 2017年10月23日10:11
●「エンブリオ 上」 帚木蓬生著 集英社文庫 05年版 514円 本書は、前に読んだ「インターセックス」の前篇にあたる。インターセックスとは、性器が曖昧（両性具備）なまま新生児として生まれた人のことである。日本には、毎年千人弱が生まれている。日
- 読書紹介1678・「天に星 地に花」
- 2017年10月18日13:57
●「天に星 地に花」 帚木蓬生著 集英社 14年版 1900円 本書は、「医は仁術」を文字どおり貫いた1人の医師の生涯を描いている。享保13年（1723）、9歳の大庄屋の次男・庄十郎は、久留米藩内の一揆が勃発する直前の姿を父と共に目の当たりにする。「年貢
- 読書紹介1677・「雪はことしも」
- 2017年10月13日10:06
●「雪はことしも」 別所真紀子著 新人物往来社 99年版 1900円 本書に収められた5編は、芭蕉の直弟子モノが2、小林一茶モノ1、浜藻モノ2であった。小林一茶の「上総の空を」は、一茶が片思いした上総の女流俳人との出会いと死別までを描きながら、一茶の
- 読書紹介1676・「残る螢ーー浜藻歌仙帖」
- 2017年10月06日08:26
●「残る螢ーー浜藻歌仙帖」 別所真紀子著 新人物往来社 04年版 1900円 浜藻は、子を成さない己に身をこがしていた。ところが、夫が他所で囲っていた女にも子はできず、別れたその女が他の男との間に子を成したことから、夫に因があることがわかった。
- 読書紹介1675・「つらつら椿ーー浜藻歌仙帖」
- 2017年10月03日12:36
●「つらつら椿ーー浜藻歌仙帖」 別所真紀子著 新人物往来社 01年版 1900円 浜藻は、江戸近在の大谷村の名主の跡取り娘。婿を貰って、夫に名主を継いでもらったが子がない。そんなこともあってか、幼い頃から父親に導かれて始めていた俳諧の道でメキメキ
