現在、京都を旅行中のメキシコ人女性の写真を数多く眺める。このひとはハイクに造詣が深いということになっている(もちろんハイキングではなくて俳句ね)。えげつないほどの紅葉であふれかえっている。京都の紅葉にひとは憧れ、わたしももちろんそのひとり。でもこれほどだと他のものが見えてこなくなりそう。たぶんわたしの負け惜しみだろうけど。昨年の十月に京都を散策したときは木の葉はうっすらと紅葉を感じさせるていど。ああ、これが紅葉だとどうなるのか、と羨ましくはなったものの。ひとは言う、紅葉狩り。でも今だから言えそう、この紅葉はさながら野獣のよう。
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