当地ではまったく無名のベネズエラ人画家展が近代美術館で催される。そこで館主催のアーティストを読み解くワークショップが今日、ズームにて催された。ただしアーティストの作品についてはあまり話が盛り上がらない。先進中枢国の権力とアートの連動にたいして第三世界のアーティストは自分たちのアイデンティティをどう打ち立てるのか、というお堅い話がメインストリーム。第三世界のアーティストは自分たちのヘゲモニーを確立することで先進国といかに拮抗するか。わたしの考えではそういった件については既存の文化理論をいかに取捨選択するかにかかっているような。古いようで新しくもある問題か。といっても第三世界のアーティストも大なり小なりヨーロッパの洗礼を受けてはいるのだろうけど。
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