映画のレビューが出てこなかったので日記に書く
映画館で見てきたのでネタバレ有りの感想を書く
予告編は映画館で見てきてて、カエルくんが出てきてたので自分は見ようと決めていた
カエルくん東京を救う、は村上春樹の短編の中で1番好きなものだからだ
短編の小説をつなぎ合わせて長編映画を作るのは「ドライブマイカー」で見ていてそんな感じかなとは思っていた
映画を見たあとでググったところ
「かえるくん、東京を救う」「バースデイ・ガール」「かいつぶり」「ねじまき鳥と火曜日の女たち」「UFOが釧路に降りる」「めくらやなぎと、眠る女」をつなぎ合わせた話だそうだ
正直カエルくんとUFO以外もうあまり覚えていないし読んでないものもあったかもしれない
ネタバレ有りの感想は次のとおり
やっぱ話あまり覚えてなくて逆に新鮮な気分で見られた
片桐さんは救われて良かったが上司が首になって気の毒だった
フランス人のみた東洋人や東京の街並みが日本人が日ごろ作っているものとは違っていて、このように見えるのだなと新鮮ではあった
首になった男は村上春樹そのまんまだろうと、笑ってしまう
映画が面白かったかといえば、劇的な話ではなく地味な感じ
片桐さんは出世したが首になった男は女子高生と庭で微睡し、出ていった嫁と猫で繋がるところで終わる
終わらない日常をファンタジーで装飾して描いていてアンチクライマックス的だ
我々の普通の日常に劇的なものがほとんどないのと同様に描いているのだろう
それでもほんの少しの前向きな要素もある
そう言うものを描きたかったのだろうね
自分はかえるくん東京を救う、の以下の文章が好きだったのでこのまま話して欲しかった。かえるくんは神妙に話さなければならなかった。でもそうではなかったので星は四つとする
Quote
「私はとても平凡な人間です。いや平凡以下です。頭もはげかけてるし、お腹も出ているし、先月40歳になりました。偏平足で、健康診断では糖尿病の傾向もあると言われました。この前女と寝たのは三ヶ月も前です。それもプロが相手です。借金の取り立てに関しては部内で少しは認められていますが、だからと言って誰にも尊敬はされない。職場でも私生活でも、私のことを好いてくれる人間は一人もいません。口べただし、人見知りするので、友だちを作ることもできません。運動神経はゼロで、音痴で、ちびで、包茎で、近眼です。乱視だって入ってます。ひどい人生です。ただ起きて飯を食って糞をしているだけです。何のために生きているのか、その理由もよくわからない。そんな人間がどうして東京を救わなくてはならないのでしょう?」
「片桐さん」とかえるくんは神妙な声で言った。「あなたのような人にしか東京は救えないのです。そしてあなたのような人のためにぼくは東京を救おうとしているのです」
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