新聞で知った作家、なかなか面白かった。
2029年から遡って、2つの家族の話が連作短編集のように語られる。
根底にあるのは、1979年におこったことと、目次からも推測されそうなのだけれど、
とにかく個性的な登場人物たちの言動に、いきなり振り回され、
惹きつけられたらずんずん読める。
あまりにも強烈な個性に、「なぜこんな人なの?」という疑問を抱けば、
その答えは読み終わる頃には理解できる。そんな仕組み。
軽い調子だけど、時代時代で、異端ともいえるようなキャラたちの活躍の奥にあるものに、ラストには納得しながら、少し寒くなるような、ならないような。
ファッション好きには、楽しい小説といえそう。
ログインしてコメントを確認・投稿する