とても面白い中短編3つ。どれもほぼ一気読みに入り込んだ。表題作は、三十代半ばの独身女性が、岐阜から東京都下の実家まで、初対面の強面の男と田舎のポルシェこと軽トラで往復する、ロードノベル。台風の上陸予報もあり、不穏な雰囲気の中、次々にトラブル
一昨年の本屋大賞ノミネート作家のファンタジー長編。私設図書館のオーナー家の女子高生の、本を巡る冒険なのだが、うーーん、アニメ的展開に、ところどころついて行けなかった。正直、今いち。こうしてみると、改めて、世界的大賞を得たファンタジー作家のあ
ディストピア長編·中編小説など5篇、どれも平易な文章のようで難解で意味深長で、哀しくて、可哀想なお話ばかり。静謐なホラーとも呼べるかも。国として機能しなくなった日本が舞台の表題作は、若いほど身体に不調があり、曾祖父が曾孫の面倒を見ている