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日記一覧

芥川賞受賞作。面白かった、はらはらとかワクワクなどないけれど。母一人娘一人で田舎育ちの知寿は、二十歳過ぎて上京し、親戚の老未亡人の一戸建てに居候を始める。ヘタレ女子ながら、まずはパーティーコンパニオンのバイトを得る。が、うまくやっていけてな

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往年のロック少年とその連れ合い達があまりにも誉めるので、シネコンへ。平日の午後、中高年を中心に満席なのに、まずはビックリ。で、ローリングストーンズの大ファンのギターおじさんに言わせると、「がっかり」彼は気に入らなかったそうだ。クイーンって大

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あのジャッキー・チェンがシドニーで大暴れ、というので初日に見に行った。もちろん満席。コワーいアンドロイドとその軍団との激しい撃ち合いからスタート。ジャッキーが銃撃戦?と見てると、もちろんアクションが始まった。てもキレキレのカンフーアクション

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まず表紙を開いてびっくり。カラーの漫画数ページで、主人公達を紹介し、さらに、本文が始まると、彼らの初登場シーンでは、ふりがなとカッコ付の年令。何なの?ヤングアダルトノベルかラノベ?と驚きながらも、どんどん読み進んで、まあ面白かった。若者の流

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Tohoシネマデイということで平日ながら満席の午後の回、アメリカの中間選挙の報道が続き、ある程度あちらの様子がわかったところでタイムリーな一本。アポなし突撃撮影で高名な、ちょっと太りすぎ感のある監督は、今回は中間選挙だけでなく"得意分野?"の銃乱

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ベストセラーの著者である元・外交官で、服役したこともある知識人の最新刊。これからの日本で活躍することが期待できる国立大の大学院生に対してのプライベートな講義をまとめたもの。哲学的訓練と前書きにはあるけれど、大学講師にしてはかなりチャラい聞き

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新聞屋さんからただ券をもらった。木曜の午後、人出は少な目だった。19世紀末から第二次世界大戦後まで、フランス国内をあちこち移動しながら、アトリエを持ち各地で風景や室内の情景・人物を描いたこの画家はポスターや詩集の挿し絵等も評価されて、富豪ら

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芥川賞作家の短編集。とても読みやすくて、どんどん読んでしまった。6篇の全てが、若いあるいは若い目の女性を主人公にしていて、しかも東京まで中長距離の町が舞台。一作目では、職場における人間関係トラブルに陥っているような、やや薄幸な女性、二作目で

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実在した芸術家達を鮮やかに面白い小説に仕立てる作家が今回は京都をメインテーマにした。タイトルの読み方は、京都の外から入ってきた"他所からの者"に対する呼称だとか。時は東日本大震災直後、まだ関東に放射能汚染の恐怖があった頃銀座の画廊の長男が、京

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先日読んだ現代アート本で、すっかり気になってしまった芸術家の、かの問題作が見られるというので、上野へ。デュシャンの若い頃の絵画もあって、それなりに巧くはあったが、何と言ってもレディメイドを芸術として認めさせた「泉」本当に便器そのものになんち

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