「すばらしき世界」が大変素晴らしかった監督なので。
平日の午後、なんと ほぼ満席。公開から日が経つのに。
太平洋戦争の終わり、疎開先から焼け野原の東京へ主人公の琴子らを引率して
担任の芙美子は帰京するが、上野駅で誰も引き取り手の来ない琴子と別れてしまう。
そして琴子の苛烈なサバイバルが始まり、
ややもして、身を守るため、彼女は男の子として生きるようになる。
戦後の混乱の中を生き抜く様子が描かれるが、タイトルが表すように
飽くまでも子供達が主人公だ。
琴子は靴磨きから、ヤクザの子分のような少年グループに入れてもらい
大人顔負けの窃盗等を犯すようになる。
子供達の悪事が淡々と描かれる一方で、妊娠出産という過酷な状況の下、
教師だった芙美子も、無残にも身を落としてゆく。
移り行く場所に現れる大人たちを演ずるのが、そうそうたる俳優たちで、
その都度、おぉお!と引き込まれつつ、東京の闇市が無くなる頃には……
戦争のもたらす劣悪な状況を、子どもたちはどう生き抜いたか、
琴子だけではなく、仲間たちも頑張っているのだ、ものすごく。
どの子役も素晴らしかった。
あまりにも上手だから、大人の俳優達も負けじと気合が入ったのか。
涙もろい人は、ハンカチ必携、かも。
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