メキシコシティ生まれのコスモポリタンな若手女性作家のスペイン語短編小説集。新聞の書評で、川上弘美や村田沙耶香のファンにオススメみたいだったので借りてみた。とても面白かった。どれもザラッとするのに、何ともするする入って来る、というか、叙述的な
多和田葉子の「犬婿入り」や三浦しをんのまほろシリーズ等について、その物語の舞台となった街について、作者が実際に歩いて考察した著作。特に「犬婿入り」の舞台となった国立市周辺については、写真や地図を示しながら、詳しく紐解いていて、大変興味深かっ
今回の芥川賞受賞作、読み応えあった。比較的平易な文章で、ずんずん読めるのだが、ここというところでは、鋭く深く掘り下げた感があって、その辺りが受賞の要因なのかも、と感じた。情景描写よりも、人の心の奥底を描くのがうまい、というか。主人公サクマは
若者の貧困をテーマに、特徴的な外見を持つ男子アキとその親友である 俺 の、何とも過酷な半生。それぞれが置かれた境遇が悲惨で、色々考えさせられるような、雑誌連載小説、面白かったしずんずん読めたけれど、好みではなかった。高校の中で異形なほど大男で
実際にあった、グッチ創業一族の息子に起きた不幸な事件。なんとなく知っていたし、主演以外の豪華共演俳優と監督に惹かれて、公開初日の朝一の回で見た。逆方向の電車で行ったから、小さめの映画館、入りは20人弱。面白かった、期待以上。何よりも、冒頭か
女性を主人公にした警察もの。とても読みやすく面白かった。県警本部で捜査支援分析センターに異動になった泉は、チーム唯一の女性として、最初は居心地の悪い思いをする。そんな中、署内で約1億の現金の紛失が発覚。内部の人間の犯行か?熱血漢の泉の、暴走
児童及びヤング・アダルト向けの長編だけど、大人でも十分楽しめた。面白かった。団地に母親と兄と三人で暮らす中3の悠人は、塾の無い日の夜にランニングをする受験生。ある晩公園で一人ぼっちの少女を発見し声をかける。疲れている印象の朱音は、高級マンシ
「元彼の遺言状」の著者の最新刊。読みやすくてとても面白かった。前作の個性の強いヒロインと同じ弁護士事務所に勤める後輩弁護士の玉子は、両親を早く亡くし、奨学金で法科大学院に進んだ苦労人。 ある日弁護士事務所に来た案件は、勤めた会社が次々と倒産
今回の芥川賞候補作、タイトルに惹かれて借りて読んだ。この作家は三島由紀夫賞を受賞しているのだが、名前すら知らなかった。で、かなり面白かった。栃木駅に程近くに住む ぼくは高校2年生で、歴史研究部員。個人研究のテーマに、と地元の皆川城址に上がっ