英国のダガー賞の翻訳部門受賞作。ミステリー?と思ったのだけど、とにかく面白かった。推理するよりアクションものの感じだ。依子がヤクザに痛めつけられ拉致されたところから始まる。連れ込まれたのは暴力団親分·内樹の屋敷。依子の格闘の腕を見込まれ
TVドラマの人気シリーズの最終話、公開初日初回のシネコンは、9割位の入り。例の歌舞伎俳優の事件により、本来の公開寸前で延期となっていたのを よくぞ作り直してくれました、という感じ。いつものメンバーが対するのは、日本国総理大臣!という華々しい
芥川賞作家の今作は、火器を多用した大胆な流血アクションもの。ちょっとホラーなテイストさえ感じられ、とても面白かった。自衛官·市瀬の兄が交通事故死した。その死に方に疑問を抱いているもう一人は、同じく自衛官で、謎めいた佐川。この二人が北海道
研究者が書いたベストセラー、とても面白くて驚いた。タイトル通り、野鳥ーーシジュウカラの研究を゙学部生の時に始め修士博士課程も観察と考察を゙継続し、博士号取得どころか世界で大絶賛されるほどの論文を書きあげた。一大サクセスストーリー
とても個性的かつ繊細なヒロインと、親しい人々の日常を描く物語。9才の時から20年にわたり入退院を゙繰り返した母親を亡くし父親が再婚して一人暮らしの百花は、久しぶりに母方の伯母加代子に呼ばれる。テーラーの嫁として、夫を看取り、義父はホー
ロンドンを舞台にした犯罪もの。江國香織のオススメ。犯人は誰かというよりも、死んだのは誰かがキーとなる長編。反政府主義の若き活動家エラは、富裕層のための都市開発の犠牲になる古いアパートを立ち退かされる人々の支援活動をしている。そんな彼女が開い
釧路ノワール作家として名を馳せてきた作家の、コロナ後期の中高年の、主に恋愛もの短編集。北海道の各地での物語だが、タイトル作だけは下関と関門海峡が舞台だ。特に面白かったのは、60歳で病死したジャズピアニストをめぐる「グレーでいいじゃない」逆縁
最強の連続特別展の最終回は、神仏の作品たち。世界のムナカタ へと導いた二菩薩釈迦十大弟子、東北経鬼門譜、基督等など堂々と見る者を魅了してくれる。この二大代表作が、今回は向かい合っての展示で、しかも写真撮影可という大盤振る舞い。その為なのか、
昨日から公開、土曜日の夕方のシネコンは小さいスクリーンに9割位の入りだった。ベテランイギリス人俳優2人の、まるで舞台劇のようなコメディで、かなりブラックで過激なお話。英国で一目惚れし、カリフォルニアに移住したカップル。妻のアイヴィはシェフで
今、TVドラマが始まった原作。競馬の馬主とその側近らの奮闘記。競馬を全く知らない人には少し分かりづらい点もあるかとは思えるが、人間ドラマとして面白かった。これを読んでからドラマを゙見ると、また、別の楽しみ方ができると思う。父子二代で税
高評価の監督が脚本も手がけた、全米話題作。次のアカデミー賞作品賞にもというしわくわく面白そうだとネットで購入。二日前はネットではガラガラだったのに、今年初めての満席での鑑賞。これ明らかにシネコンのミスで、スクリーンのチョイスが小さすぎだった
室蘭から始まり釧路で終わる、ある破天荒な男の人生の物語。決して好ましい主人公ではないし。私好みの登場人物はほぼ皆無、にも関わらず、この作家の、ドロドロな人物描写に対しての北海道の自然描写の美しさと巧みさに、やはり読了して満足だった。貧乏のど
一昨日はくっきり姿が見えた富士山。昨日は河口湖越しには、殆ど見えず。もちろん西湖からも、全く見えなかった。今日は河口湖の最高気温は16.5度だった。河口湖大橋から富士山を見ると、低い雲が多くて、幽玄な景色だった。今はウールのカーディガンを着
短編集なのだが、それぞれ、まず最初に事実/事件の結末が述べられ、始まる。とても面白かった。ホラー風もあれば、じ〜んとしてしまう哀しいものも。殆どが家族の問題なのだけれど、冒頭で描かれた新聞記事の真相が書かれた内容と真逆だったりするところが巧
アムステルダムのゴッホ美術館所蔵の作品の展覧会。ただしこの画家の超有名な作品は、殆ど展示されていない。つまりゴッホをもっと知りたい人向けの展覧会。( 代表作を鑑賞したければ、例えばSOMPO美術館の「ひまわり」がある。)なので平日は時間指定がなくて
直木賞候補作、とても面白い社会派長編。冒頭、「宣戦布告」として何者かが、過去にSNSやでっち上げ記事で芸能人2人を表舞台から消えさせた83名のプライバシーをネット公開する。ネタバレになるけれど、著者御本人もここまでは公開オーケーというところを
原作を読んでから見に行くべき映画。これまで、例えば「ダ·ヴィンチ·コード」なども原作を読んでから見に行ったけれど、この映画こそ、読んでから見るべきだと強く思った。終わりの方では、座席で思わずガッツポーズしそうになった位読んでから見る
ペーパーバックの原書を地元図書館から借りた。カズオ·イシグロといえば、「信頼できない語り手」と、よく言われるので何だか先入観を持って読んでしまって、読後はモヤモヤ。主人公のエツコは、ロンドン郊外らしい町の一軒家に一人で住んでいる。そこへ
近々映画が公開される、沖縄を舞台とした長編で、実在の人物への取材に基づく物語。マジムは那覇の豆腐屋の一人娘で、市内の大手企業で派遣社員として働いている。店は祖母と母が切り盛りし、できる範囲で手伝う毎日だ。酒好きの祖母と通うカフェバーで、アグ
著者は「翼をください」の作曲家で、YMOらのプロデューサー、そして若くして会社経営に乗り出し、YMOを゙世界的大ヒットに導いた。この著作の前半は日経新聞の私の履歴書をそのまま転載、後半は著名人との交流を゙中心とした日米仏のセレブ
少し前に、国語便覧がベストセラーに入ったという紹介の流れで、お勧めとされた筑摩書房の書籍。随所にイラストが添えられ、読みやすくわかりやすい作りで面白かった。国語力は、「愛」だと付録の対談ではっきりと述べられているように、他の人に何かを伝えよ
半年で三つの企画展示が開催中、今日は その2。閉館後に棟方志功の孫で研究者の石井頼子さんと河井寛次郎の孫で、記念館長の鷺珠江さんの対談があった。柳宗悦と濱田庄司と共に民芸運動を゙興した一人として又、陶芸家としても大変評価の高い河井寛次
世界的な版画家の実の孫による、棟方志功の作品製作の様子と暮らしぶり。つまり、同居していたからこそわかる細かなエピソードが、そこここで光る著作だ。国際的名声を得た芸術家との暮らしって、こういう感じなのか、ともわかって面白い。前半は、過去の展覧
「覇王の轍」に続く、正義感の強い独身警察官僚·樫山順子の大活躍する警察もの。今は山梨県警本部の刑事部長となり、甲府市で地元を愛でる暮らしをしている。一方、バブル崩壊後に、金融界で陰の“掃除屋“として大金を得た古賀良樹は、隠遁先として選ん
今回の受賞作無しの直木賞候補作の一つ。この作家は初ノミネートだとのことで、そんな感じ。収載3作の中で、最後の「占い師B」が面白かった。どの小説も、優しさとかほのぼのとか、温かさやらスカッとした爽快さからは縁遠い。でも。ほほぉそうきたか、とい
今年の本屋大賞受賞、あちこちで高評価なので心して臨んだらとても良かったし、面白かった。決して電車内等公共の場では読めない一冊。41歳公務員の薫子は、離婚の傷も癒えないところを追い打ちのようにして、最愛の弟·春彦が急死してしまう。彼の遺言
読書好きの友人から勧められた大作。固有名詞に散々手こずりながら、独特の世界観に引きずり込まれた。 何しろフィクションなのに、写真や図、絵での解説が、そこここに散りばめてある。 荒唐無稽な話と言えるかと思うが、実名の神社を゙筆頭に、真実
富士吉田市の浅間神社を参拝。御本殿の一部を修繕中だからか、平日の午後に人は少なかった。オニユリが咲き誇っていて、とても良い香りがした。
700ページ越えの大作で、本当に面白かった。私にとって間違いなく今年のベスト3に入るだろう。「カフネ」はまだ読んでいないけれど。図書館で予約したから、実物は全く見ていなくて、受け取った時に、正直言って、あ、これは無理、と。ササッとさらって返