この作家ならではの道東もの。どろどろの恋愛というよりはミステリーの範疇で、面白かった。夏紀はシングルマザーと釧路で書道教室を開いている。が母が60代なったばかりなのに認知症が出始め、ふと漏らした「ルイカ岬」という地名に、夏紀は自分の出生の秘
戦場カメラマンとして、日本人で唯一人ロバート・キャパ賞を受賞したというよりも、必死な形相で川を渡る二組のベトナム人母子の写真でピューリッツァー賞をとったと、いった方が有名な写真家の展覧会。猛暑の平日午前なのに中高年を中心とした大勢が観に来て
すごく面白かった。びっくりするほど。タイトルの表すように、原子◯◯をめぐる若い女性の大冒険もの。まさかの池澤エンタメに、正直初めは戸惑ってしまったほど。軽くて速い滑り出しで、ノリがよすぎる、というか。と思ったら毎日新聞の連載小説だったとのこ
新聞で書評を見たか、広告に惹かれたか、よく覚えていないけれど初めてこの作者を知ったと思ったら、それもそのはず、本業は「眉山」や「のぼうの城」の映画監督。でも、とても楽しくてテンポがよく面白かった。劇団員から今や裏方の幹部となっている嘉門は、
映画好き仲間3人で ワイワイ見に行った。アベンジャーズ・シリーズで、しかもトニー・ストークがたっぷり出て来る、と知っては見逃せなかった。ただタイトルが気になっていたら、やはりハイスクールムービー度が高いアクションものだった。ホームカミングっ
電車の中づり広告で見かけた、3年前出版された単行本の新刊の文庫版。昭和を舞台にした、家族の大河ドラマのような長編だけれども面白くて、ずんずん読めた。主人公の左織は、昭和一けた頃に東京で生まれ、家族と離れて疎開した辛い経験を持つ。そんな彼女に
後輩が経営しているライブハウス/バーで、10年ぶりに仲間と集まった。前にはなかったジュークボックスに興味津々。オーナーが蓋を開けてくれたから、各自スマホで撮影。私も、人生3回目くらいで曲を選んだ。7 0年代の和洋楽の名曲ばかり。(60年代最後
この作家の「震える牛」がとても面白かったので、借りてみた。実存する企業の粉飾決算事件をアレンジした、経済サスペンス。読みでがあり、とても面白かった。主人公は二人ーー炭鉱で父親を亡くし、どうしようもない自堕落な母に育てられた、商業高校出身の古