偕成社刊で小学高学年からでも楽しめる長編。マイミクさんからのオススメ。
主人公は若くても凛とし自立していて、
大人でも十分楽しめた、とても面白かった。
明治初期、イカルは大阪の道具屋の後妻の娘だったが、
両親が相次いで亡くなり、東京の遠縁に身を寄せることになった。
ある日その家の孫娘トヨ(実在の人物で河鍋暁斎の娘)が訪ねてきた。
イカルはトヨに付いて上野の博物館を訪れたところから
元は寛永寺の蔵だった怪異研究所で助手として働くことになる…
登場人物達がどの人もそれぞれ個性的で面白い。
更に、湯島天神を始め今でも存在する場所を知っているから
余計に興味が深まる。
(私の実家のお墓は寛永寺が管理しているし。)
特に研究所長の織田様(実在人物。信長の末裔)が、
鰻を食べに不忍池の伊豆栄に行った、というところはツボ。
私は行ったことはないが、家庭教師先で出前を取ってもらい、食べたことはある。
鰻ではなくて、きじ重だっけど。
タイトルに、"事始め"とあるから、シリーズ化を大いに期待したい。
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