mixiユーザー(id:7990741)

2022年03月26日14:25

74 view

「たまらん坂」小谷忠典監督

黒井千次の短編小説の映画化。新宿のミニシアターで見てきた。

白黒の、風景写真を散りばめたような作りだったが、
原作に忠実で、作家の直筆原稿をも映し出していたほど。
作者自身が登場してもいる。

しかし主人公は、これから就活を始める女子大生•ひな子。
このひな子は原作には無かった。

彼女が、亡き母の墓参りをするところから始まる。

期待したほど国立駅周辺の美しい街並みは出てこないが、
たまらん坂はたっぷりと登場。
しかし、こんな面白くもない風景の坂を、
なぜ黒井千次も忌野清志郎も取り上げ、
作品のタイトルにまで"持ち上げた"のだろう。
国立には、もっともっと綺麗な所がたくさんあり、
例えば細田守監督だって、(別に国立の名前を出さないまでも)
駅近くの町並みそのままを「おおかみこどもの雨と雪」にたっぷり使ったのに……

主役は主人公と同じ名前の若い女優(渡辺雛子)で、
監督の思い入れを感じるような抜擢だと思った。
でも、助演俳優にはテレビでも見るような演技派がいて
ストーリーをちゃんと見てとれる、ヒューマンドラマだった。

エンドロールでクラウドファンディングに個人名の羅列を見つけ、
協力•協賛の法人リストに、国立の老舗書店の名前を見つけた時、
この映画の作り手達の姿勢を感じとれた気がした。

さて、これが初めてのミニシアターデビューだった私。
まずは、メジャーな所ではかからない映画の予告から始まったのが、
どの作品も知らないキャストばかりで、とても面白かった。
中には、これ演技してるの?みたいなのも、R指定になりそうなのも。

何より、本編開始まで1つも映画以外の広告がないのが新鮮だった。
近間の飲食店の広告があっても良さそうなのに。
平日の夕方、観客は5、6人、
さすがミニシアター!!

その半数の、3人ものスタッフがフロアに居て、
これはこれでオドロキだったし、トイレがきれいだったのにも感心した。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年03月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031