2021年の本屋大賞受賞作。たしかに面白かったし、ずんずん引き込まれた。
ただ、強引に分類してしまうと、
ネタばれになるかもしれないけれど、
はっきり言って、毒母もの。可哀想な子どものお話、ともいえる。
そして、不幸を背負って生きてきた若い女性の恋愛ものとも言えるし、
身近にいる人を救おうとする登場人物たちの奮闘物語でもある。
クジラはこの小説の中で大切なキーとなっている。
九州にクジラがやって来ることもある、とのことで。
余談だけど
ホエールウォッチングに行ったことがある。
20世紀末、ニューヨークの北、折しもあの JFKジュニア(元駐日大使キャロライン•ケネディの弟)が
飛行機事故で亡くなった辺りで、まさに捜索中だった。
何頭かの大きなクジラが楽しげに泳ぐのを見たけれど、
声は聞こえなかった。
この小説を読んだ後だったなら、必死に耳をすませたかも。
でもクジラは、眺めるだけでも十分優雅で、とても楽しかった。
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