mixiユーザー(id:7990741)

2018年02月23日22:58

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「思いわずらうことなく愉しく生きよ」江國香織著(光文社文庫)

雑誌VERYに連載された長編。江國ワールドにどっぷり浸れてとても面白かった。
電車内で読んだりしたけど、乗り越さないでよく頑張った、と思う。

タイトルは、主人公三姉妹の家訓で、浮気が原因で離婚して家を出ていった父親の言葉。
長女・麻子は結婚し専業主婦、次女・治子はアメリカでキャリアを積み上げて今や外資系で働くバリバリのキャリアウーマン、末娘の育子は高卒で冴えない事務職。

この三人は二番町育ちの富裕層のお嬢様として育ち、
仲が良くてお酒が強くて、若い頃は相当派手な恋愛ゲームに興じた様子だ。
この辺りは読み手の期待通りで、江國作品で他にも経験してきた、はず。
なのだが、ありそうな展開をしてきても、そうは問屋が卸さない。

三姉妹の、それぞれのハチャメチャな言動に、とにかく惹き付けられ一気に持っていかれた小説だった。

蛇足ながら、DVの描写は物凄くて、驚きの連続だった。
殆どホラー。
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