mixiユーザー(id:7990741)

2018年02月15日23:27

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「スリービルボード」フランシス・マクドーマンド主演

アカデミー賞作品賞候補の話題作。
脚本賞にもノミネートだけあり、二時間弱があっと言う間だった。
作り込まれた、良くできたヒューマンドラマだけど、
問題作ではあっても、大作とは感じなかった。

原題には〜ビルボードの後に地名であるミズーリ州の町の名前が付いている。
南部の田舎町に住む、細マッチョ系の強面のおばさん(Fマクドーマンド)が、
ある日思い立って町外れの放置された広告板に広告を申し込む。
それは彼女の殺された娘の事件解決を強く訴える、
町の警察への抗議メッセージだった。

この町には今なお警官による黒人差別があり、マリファナを吸う人がいる。
また、誰もが町民のプライバシーを知っている。
例えばヒロインは夫に出ていかれたのだが、
元警官の夫は19才の女の子と、そこそこ近所で暮らしているのを皆が知っている、などなど
典型的なアメリカの田舎町の群像劇を見せでいて、
実は展開がとても激しい。

そして町の住人を描きつつ、流れでヒロインと娘との最後の会話が明らかになると
なぜ彼女が、それほどまでに娘を殺した犯人を罰したいのか
見るものの共感を誘う。

シーンの転回に効果的に映し出される風景は、とても美しくて
この環境で、なぜそんな陰惨な事件が起こるのかと、感じさせられるところなど、巧い。

が、一点、これはいかがなものか?と感じた問題がある。
警察署長が抱えている体の不調を解決した方法に、私は大いに違和感を覚えた。
脚本の流れで必要な成り行きと言ったら、そうなのかもしれないが。
日本人の大人の三人に一人は、多分私に賛成してくれるだろう。

ということで、早々と鑑賞したけど、
この映画に作品賞は取らせたくないと思った。



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