作家本人が、このシリーズ最終作とインタビューで言っていた、大ヒットシリーズ3作目。
期待通りの面白さ。
京都大学の入学式でのこと、不幸せな新入生·坪井さくらを
同じ学部の成瀬あかりが助けたところから始まる。
因みに、入学式で成瀬は祖母の振袖を着用。
一作目で、閉店する西武百貨店の中継に映り込む理由となった
具合のよくなかった、後に亡くなった祖母の形見。
次章には同じく新入生だが別な学部の男子が登場し、
森見登美彦推しの、やたらとコタツで鍋をやりたがる男子学生グループが成瀬達と知り合う。
彼らの屋外でコタツで鍋、という滑稽さ!
更に更に、成瀬は自然と、行き詰まっているような人々と知り合い、
京都の観光ガイドブック掲載の100箇所を制覇するという目標を着々と遂行して行く。
もちろん、びわ湖大津観光大使を続けているので、その公務も怠らない。
そして、親友で今は東京にいる島崎も……
今回は成瀬史に触れることで、両親の視点が描かれ、
成瀬ファンには嬉しいし、
ユーチューバーの登場により、「さす成」という新語まで作り上げられ、可笑しさマシマシ。
とにかく読み手を元気にし笑わせながらも、どっしりした芯のある、大満足の一冊。
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