新聞の書評から借りてみたら、とても面白かった。
真由子は新聞社の美術誌部門のバリキャリだったが、
今、バブル崩壊で寂れたリゾートホテルで、一人50歳を祝っている。
館内で偶然見かけたマリンアート、
それは90年代初めに日本ではたいそうもてはやされた
フランス系アメリカ人の“天才画家“ヴァレーズのマリンアートだった。
そのタイミングで、たまたまヴァレーズの原画展に遭遇した真由子は
特別な内覧会に招待され、主催画廊の社長と知り合う。
流行が終わり、詐欺まがいの販売業者が摘発され
一旦消えていたアーティストを復活させようとする動きがある。
遊軍編集長の真由子は、取材のためにハワイ島へ単身乗り込んで行く。
すると怪しい女に行きつくが……
ハワイ島をレンタカーでドライブして周る真由子と共に、
かのリゾートアイランドを楽しみながらも、
ヴァレーズとは何者かという謎解きを堪能した。
リゾートミステリーとでも呼びたいような、よくできた長編。
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