本屋大賞受賞作の続編だが、期待以上にとても面白かった。
成瀬一派の面々が、それぞれ個性的で大変好ましい。
滋賀県大津市の超個性的で、才能と知能に恵まれながらも
エラくマイペースな成瀬あかりは、高三になった。
塾に通うことなく目指すは京大。
漫才コンビの相方⋅島崎は、親の転勤に伴い
東京の大学を受けようとしている。
そんな中、地元の催しにMCとして関わったことから、
ピンチの小学女児を助けたり、
バイト先のスーパーで、クレーマーと知り合ったり。
成瀬らしさを全く失うことなく、自分の世界を広げて行く。
しかし、そんな中、父の慶彦にとって、娘に大きな心配事が発覚する。
この父親心が、読み手には何とも切ないし、おかしい。
とにかく全編随所に笑えるところが散りばめられていて、
電車で読むならマスク必須。
思わず声をあげて笑ってしまうから要注意だ。
特に最後の章は全キャラ総動員の圧巻で、
「また続きが読みたーい」と心の底から思いながら読了した。
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