明るくワクワクするような話はない、
が、ゾワゾワしながらもなんだか惹かれる短編集。多くの作家に評価されていると言う。
この作家は2004年に68歳で亡くなったのだが、
米国内の、主に西部に住み、3回の結婚離婚を経て4人の息子がいる。
本書タイトルの掃除婦も、看護助手も教師も経験していて、
妹との死別など辛い体験はたくさん。
様々なシチュエーションで、主人公は色々なのに
読み手は各物語にすんなり引き込まれていく。
状況の描き方がリアルかつシンプル。
だが、登場人物達の心の有りようが伝わってくる深みもある。
上手い書き手なのだ、と思う。
その巧みさは、学んだものではなくて、経験から身につけたのだろうと
読者に感じさせるような強い個性が、魅力的だった。
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