作者自身が、二つ目の山を登りきれたと自覚している短編集(あとがき による)。
"大したことは起こらない"物語ばかりなのに、とても面白かった。
ただし、親しい人を亡くしたばかりの人は、
今はまだ読まない方が良いと私には思われる。
日本国内や海外へ旅をしている設定の作品が多い。
特にローマを舞台にした一篇は、これをなぞ って旅行したくなる。
概ね若い女性が主人公だけれど、
殆どの作品で母親がキーとなっている。
特に表題作は、すごい。
私がイタリア旅行した時は母が一緒だったので、
いっそう心にズシンと響いた作品集。
とても良かった。
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