ニューヨークの近代美術館(MoMA)で働く様々な日米人を主人公にした、連作短編集。
この作家の代表作「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」のスピンオフともいえる。
面白かった。
5つの小説の殆どに、あの3.11や東日本大震災が
辛い記憶や体験として暗い影を落としている。
ピカソやマティス、アンドリュー・ワイエスらの代表作が、
大きな役割を持って、主人公たちと共に語られる、
原田ワールドの炸裂だ。
地下鉄での移動、ちょっとした視線の先の建物、
主人公たちが生活する大都会ニューヨークの息吹きをリアルに描き出して、
実に好ましい美術館小説集だった。
MoMAって本当に魅力的な美術館。
また、行きたくなりました。
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