問題作と言えそうな長編。面白かった。
吉川英治賞を受賞。
軽井沢にある女性のためのシェルターのような宿泊兼施設が全焼する。
若い母子を助けようとして亡くなった「先生」。
マザー・テレサのような聖女として名を馳せた、その小野尚子は、実は別人?
という疑惑が持ち上がる。
フリーライターの知佳は真相を究明すべく、その施設の幹部と協力、
更には小野尚子に成り変わっていた、とされる毒婦・半田明美を
昔取材した長島・元記者からのサポートを得て、
知佳は遠くフィリピンまで真相を確かめに飛ぶ。
キリスト教系の更正施設の女性達や、不幸な生い立ちの毒婦
あまり危険はないものの、成り代わりが、あったとして
いつ、どうやって行われたか、真実の追求に引き込まれていく。
とにかく長いのだけど、あまり長さを感じさせない
テンポがほどよくて、ほどよく客観的な視点にも好感がもてる。
ただ、ドキドキを期待しすぎると、ちょっと物足りないかも。
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