たまたま別な作家ーーたしか原田ひ香だったかが、井上作品の中では、これ!と勧めていた。
とても面白かった。
アラカン女性3人が、手作りお総菜屋とお弁当の店を経営しながら
ああでもないこうでもない、と荒波を乗り越えるがごとく
たくましく仲良く生活していく長編。
江子がオーナーで、麻津子と共に経営する ここ家は、旬の食材を使う惣菜とお弁当の店。
そこに未亡人になって間もない、ずっと専業主婦だった郁子が新たに採用される。
少しネタバレになるが
この三人、普段は馬鹿な話で盛り上がるような、たくましく暮らすシニアのように見えるが、
実はそれぞれとても大きなことを抱えて、深い傷を負っていた。
離婚を経験した江子、ずっと片思いの相手がいる麻津子、死別を経験してた郁子、
特に郁子の過去は壮絶で、ちょっとした事でも、ある事実の起こる前の事には涙を誘う。
沢山散りばめられた、きゃはははと笑い飛ばせるようなシーンもとても良かった。
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